【卓球】平野美宇が初戦突破 準々決勝・陳幸同戦は「向かっていく立場」
卓球女子で五輪2大会連続代表の平野美宇(木下グループ)が接戦をモノにした。 世界ランキングの上位選手で争うファイナルズ2日目(21日、福岡・北九州市立総合体育館)の女子シングルス1回戦で、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)と対戦して3―2で勝利。第1ゲームを11―9で先取するも、第2、3ゲームを連取される苦しい展開を強いられた。それでも「日本開催なのでたくさんのファンから『ここからだよ』って声が聞こえた」と気持ちを奮い立たせ、第4ゲームを奪い返す。最終第5ゲームは平野のペースで試合を進め、強烈なフォアハンドで試合を決めた。 3年ぶりのWTTファイナルで白星を飾った平野は「本当に1―2で負けていたり、苦しい場面もあったが、いつも以上に『まだまだここから』って気持ちで戦えた」と振り返った。22日の準々決勝は世界ランキング1位の孫穎莎(中国)を破った陳幸同(中国)と相まみえる。先月のアジア選手権団体戦決勝で勝利を収めた相手だが「中国選手に自分は向かっていく立場。一球一球考えながらファンのみなさんにいいプレーをお見せできるように頑張りたい」と気を引き締めた。
東スポWEB