この手があったか! 水素エンジンをハイブリッド化した[ハイエース]がついにデビュー!?
■ハイエースの水素エンジンハイブリッド仕様がベールを脱いだぞ!!!!!!
昨年作ったのは3.5LV6ターボの水素エンジン車。これだと航続距離200kmで、少しばかり心許ない。今回試乗したモデルは燃費向上のためハイブリッドと組み合わせている。これだけで同じ水素タンクながら航続距離は250kmに伸びるそうな。もちろん250kmだって実用的とは言えない。 水素タンクの容量を2倍にすれば(ルーフなどに長いタンクを載せたっていい)。航続距離は500km。十分実用的だ。しかも灼熱の地でフルパワー出したって問題無し。 ちなみに今回のハイエース、オーストラリアで実証試験を考えているそうな。オーストラリア、褐炭が豊富。多少不純物のある水素ながら、エンジンで燃やすなら何の問題も無い。エンジン技術は燃料電池と比べたら圧倒的にリーズナブル。実用性あります。 長い前置きになった。水素エンジン+ハイブリッドである。ハイブリッド無しの先代モデルは、アクセル踏んだ時のタイムラグが大きく、市販車という試験車レベルだった。なのに新型はアクセル踏んだ直後にモーターでアシストするため、タイムラグを感じない。 そればかりか、けっこうパワフルな電池を積んでいるらしく、グイグイ加速する。市販車と言ってもさしつかえないレベル。さらに燃費を伸ばそうとするなら、3.5LV6ターボでは無く、4気筒の2.5Lーターボくらいでも良さそう。 開発担当者に聞いてみると「パワーユニットは用途によって変えるべきだと思います。街中の配達用なら小さい排気量で良いし、オーストラリアの都市間移動で使うのなら、ある程度のパワーが必要になってきます。今後、最適なバランスを考えていきます」。 この技術、海外勢にやられないよう育てるべきだと思います。