酒気帯びで摘発され免許取り消しも運転を続け今度は無免許運転で摘発 自衛隊が1等陸曹を処分 岩手
陸上自衛隊岩手駐屯地は9日、2年前に盛岡市内で酒気帯び運転で摘発され免許を取り消されたにも関わらず今年1月まで無免許で車を運転し、再び警察に無免許運転で摘発された1等陸曹を停職4か月の処分としました。 停職4か月の処分を受けたのは、陸上自衛隊岩手駐屯地東北方面特科連隊に所属する1等陸曹の男性隊員(55)です。 岩手駐屯地によりますと、この男性隊員は2022年10月、盛岡市内で個人が所有する乗用車を酒気を帯びた状態で運転して警察に摘発され、免許を取り消されました。男性隊員はこのことを上司に報告せずに無免許運転を続け、今年1月に再び無免許運転で警察に摘発されました。岩手駐屯地は、再摘発の際に警察から連絡を受けて事案を把握したということです。 男性隊員は自衛隊の聞き取りに対して「深く反省している」と話し、依願退職を申し出ているということです。 処分までに約1年を要したことについて陸上自衛隊岩手駐屯地は、「本人から経緯を聞き取るなど厳正な処分のために時間を要した」と説明しています。 陸上自衛隊東北方面特科連隊の矢山善隆連隊長(1等陸佐)は「極めて重く受け止めており、おわび申し上げます。二度とこのようなことが起きないよう、全隊員に対し再指導と再教育を徹底して信頼回復に傾注していきます」とコメントしています。
IBC岩手放送