お召し列車けん引したSL 知事「広く知ってもらうため案内板リニューアルを」【高知】
高知さんさんテレビ
高知市の交通公園にある蒸気機関車SLについてです。こちらのSL、74年前に昭和天皇のお召し列車をけん引したことが分かったと2024年7月のニュースでお伝えしました。この報道を受け浜田知事はお召し列車のエピソードをPRするため案内板をリニューアルし、老朽化したSLを補修する考えを示しました。 高知市比島町の交通公園に県内唯一のSLがあります。このSLがさんさんテレビの取材で1950年に昭和天皇が高知を訪れた時に乗ったお召し列車をけん引していたことが分かりました。この報道を受け県議会が動きました。 大石宗議員: 「私も実際小さい頃から慣れ親しんでいる交通公園のSLがお召し列車だったという報道が出た。お召し列車の活用について知事の見解を」 浜田知事: 「長年、県民に親しまれてきた機関車にお召し列車をけん引したというエピソードが加わることになって交通公園の新たな魅力になると受け止めている。機関車にまつわる歴史を広く知ってもらうために案内板をリニューアルし、内容を充実することで対応したい」 県は古くなった案内板のリニューアルに向け2025年度、予算化を検討するとしています。そして製造から81年が経ち老朽化が進むSLの保存策については 浜田知事: 「子供たちの安全面に配慮し必要な補修も行いながらこれからも県民に長く親しんでもらえるよう努めたい」 比島交通公園は2025年度、開園55周年を迎えます。これに合わせて県は公園の管理者とともにお召し列車をけん引した歴史を紹介するパネル展示などを企画したいとしています。
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