すとぷりリーダーななもり。 来年から社長・プロデュース業専念へ
2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のリーダーななもり。(29)が22日、来年からは会社経営やプロデュース業などの裏方業務に専念することを発表した。公式YouTubeの生配信で、メンバーやKnight A -騎士A-、AMPTAKxCOLORS、めておらなど同じ所属事務所のSTPRファミリーが勢ぞろいした中で、「これからは、ななもり。として表舞台に立つ活動はお休みして、裏方に専念しようと思います」とサプライズで発表。「1月12日のすとぷりの埼玉スーパーアリーナコンサートを最後に、生放送、動画、音楽の活動からは一旦離れます」と説明した。 2016年6月にすとぷりを発足させたななもり。は、当初からタレントマネジメント、イベントプロデュースなどステージ裏の業務を一手に担ってきた。18年6月からは、タレント事務所としてSTPRを設立。以来、社長として芸能マネジメント業務にとどまらず、音楽や動画制作、グッズ販売など様々な事業も行ってきた。また、昨年からはシンガポールに海外法人も設立。Vライバー会社やメタバース開発会社など10社以上の会社を傘下に集めて、デジタルAI時代の新しいエンターテイメント総合企業にまで拡大させてきた。 関係者は「もちろん、結成3年でドームライブにまで進出したアーティストななもり。としての活躍も目覚ましかったですが、それ以上に本名・柏原真人としての経営手腕がすさまじい」と話す。ゼロからスタートさせて、弱冠27歳の22年には、渋谷駅前の高層ビル「渋谷ヒカリエ」の最上階全フロアに本社を構えて、今では約20の子会社をまとめるグループ社長として、シンガポールや米国など世界を飛び回る毎日だ。 「メンバーとして歌っていたり、ダンスの練習をしているのは(皆を支える社長として)いいのかな?って思っていました。その間はいろんな仕事が止まっちゃうから。だから、ここで一区切りつけて裏方業に注力しようと決めました」 「引退」という言葉は使わなかった。「もちろん、すとぷりの一員であることは変わらない。みんなと、さらに素晴らしい未来を作ることを約束します。29日のお知らせを聞いたら、リスナーのみんなも『しょうがねぇか』ってなると思う」と、すでに裏方として大きな企画を準備していることも予告した。 メンバーも、リーダーの決断を冷静に受け止めた。莉犬(26)は「前向きな選択だって思えるぐらい、いろいろなことが控えている」と同意して、さとみ(31)は「なーくんは、いつも時間が足りないって言っていたもんね」と理解した。 視聴者たちからは、最初は「えーっ」と驚きの声が上がったが、詳細を知ると「無理はしないでくださいね」、「さびしいけれど応援してます」とエールのコメントが殺到した。ななもり。は「前向きに受け取ってくれるとうれしいし、これからのSTPRもよろしくお願いします。29日の重大告知は、本当にヤバイよ」と、プロデューサーとしてファンを喜ばすことを予告して、生配信を締めた。