松井知事が定例会見 森友問題「対応がなければ追加調査を実施」
大阪・松井一郎知事 定例会見冒頭(2017年7月12日) THEPAGE大阪
大阪府の松井一郎知事は12日午後、大阪府庁で定例会見を行った。松井知事は報道陣から森友学園の籠池泰典氏が理事長を務める別法人の幼稚園「開成幼稚園」が大阪府の補助金を調査している件についての質問を受け「今月中にも対応がなければ追加調査を実施をし、不明と判断した補助金については交付決定を取り消し、返還をもとめていくという判断をしている」などと述べた。 【中継録画】大阪・松井一郎知事が定例会見全映像(2017年7月12日)
松井知事は「3月31日と4月13日に調査を行いましたが、一部の教員に保育所との重複がうたがわれる不明な点がありました。籠池さん側に説明を求めていますが、ついこないだの府議会でのご発言と同じように検察に書類を押収されているからわからんと。書類が返ってくるまで待ってほしいという話しです」と話した。 また、最終的には司法の場に委ねるのか?という質問に対しては「調査では限界がきてますんで、捜査にしてもらわないとということになりますね。こっちが森友幼稚園については告訴しているわけですから、対応としては同じような対応になるでしょう」などと答えた。
会見では、大阪府貝塚市の「府立少年自然の家」で婚活イベントを開催することも発表。府では若者が将来に希望をもてる支援実現に向け結婚支援については未婚化、晩婚化の取り組みにかんして重要と考え、公民連携でイベント実施。バーベキューを楽しみながら、出会いの機会を得られるような内容だという。参加条件は府内在住の独身男性と女性(ともに25歳~40歳まで)各20人だという。 松井知事は報道陣からの「大阪にどのような効果が期待されるのか」という質問に対し「少子化をどうしていくかということですから、今の未婚、晩婚化というものを少しでもなくしていくために行政としてもね、本来行政がそこまでする必要があるのかというのはあるけど、とりあえず現実問題として、今結婚する男女が減ってきているわけですから、役所としてもなんらかのお手伝いをする必要がある」と述べた。 また、応募条件の中に「女性は保育士や介護職など、福祉に関わる現場でお勤めの方に限る」という項目があることについては「福祉部からの提案がありまして、福祉の現場で働く人たち。なかなかめぐりあう機会がね。福祉部だけじゃないけど、福祉部企画なので、女性については保育士、介護職というみなさんに限るというふうにさせて頂いたということです」と答えた。