【賀来賢人さんインタビュー】Netflixシリーズ「忍びの家」で、主演/原案を務め、新たな境地に!
自ら企画・プレゼンした「忍びの家House of Ninjas」
この取材の話をしたところ、想像以上に、“賀来さん、ステキよね~♡”と色めき立つ編集者やライターの知人・友人がわんさか!! 確かに年を重ねるごとに、益々素敵になっていくなぁ……と長いこと思って来た賀来賢人さん。余談ですが、自分の中では映画『森山中教習所』(16)でカッコイイ~と痺れ、「宇宙の仕事」(16)でお腹を抱えて笑ったなぁ、という印象が強く残っています。どちらも超おススメなので、賀来さんを深堀りしたい方は是非。 さて今回は、そんな賀来さんが主演のみならず、原案も務めた作品についてお聞きしました! それが、Netflixシリーズの全8話からなる「忍びの家 House of Ninjas」です。 ●賀来 賢人 1989年、東京出身。2007年に映画『神童』で俳優デビュー。09年に『銀色の雨』で映画初主演。近年の出演作に、ドラマ&映画『今日から俺は!!』(18~20)、ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反逆-」(20)、「死にたい夜にかぎって」(20)、映画『新解釈・三國志』(20)、ドラマ&映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(21~23)、ドラマ「マイファミリー」(22)など。Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』は、2024年2月15日(木)より世界独占配信中。
まず、“原案”の部分から教えてください。アイディアはどこから生まれたのでしょう? 「僕の中では“忍び”というカルチャーが、日本人にとって当たり前で、どこか“おざなり”になっているように感じられたんです。子供と忍者村に遊びに行った時、そのことを強く感じて。子供はもちろん興奮しているし、周りの外国の方々もメチャメチャ興奮している。でも僕ら大人は、“現実にはいないよな”みたいな感覚になってしまうのが勿体ないな、と。それをエンタメ作品として昇華できたら、きっと世界中が楽しめる作品になるだろうと感じたのが発端です」 そこから企画には、どう起こしていったのでしょう? 「ちょうど緊急事態宣言の時に、「死にたい夜に限って」というドラマでご一緒した村尾嘉昭監督と“何か作ろう”とzoomで話していたんです。当時は時間もいっぱいあったので、2人で色々考えたり話したりしていて。そうして“忍者”、さらに“普遍的なもの”というキーワードが僕の中で生まれたんです。僕にとっての普遍的なものって何だろう、それは“家族”だな、と。そこで、“忍者”と“家族”を合体させることから始めて。ところが村尾さんと話しているうちに、“あれ、俺たち文が書けないぞ”ということに気付き(笑)、役者としても活動しつつ脚本も書ける今井(隆文)君を巻き込んで、僕らが言ったことを彼にひたすら文にしてもらい、企画を提出しました」