広島からサプライズ!? “ザック”にお任せ!!
■首位・広島にまたしても嬉しい悲鳴 続いて先日10日に1軍昇格を果たし、既に2試合に登板しているザック・フィリップス投手。昨シーズン終盤に今季の新戦力として獲得した左腕で、在籍したマーリンズ傘下の3Aでは59回を投げ74奪三振、奪三振率11.3と驚異の数字を誇る。そして日本初シーズンとなる今季もアメリカでの実績そのままに、2軍戦16試合で7セーブ、自責点0と結果を出し続けている。さらに、その奪三振率は日本でも衰えることを知らず、17回を投げて奪った三振が28個、奪三振率14.8と他を圧倒。しかし、それほどの実力がありながら昇格が今になったのには理由が…。それは、広島の獲得した外国人選手がことごとく結果を出していることによる外国人枠の問題だ。「嬉しい悲鳴」ではあるのだが、規則として4人までしか同時に1軍登録できず、エルドレッド、キラ、バリントン、ミコライオと好調維持する4選手に割って入ることができずにいた。しかし、抑えのミコライオがケガで登録を抹消されたことにより出番が回ってきた形で、今のところ1軍に慣れるためもあってか、勝敗に関係なく最後の抑えを任されている。広島ではほかにも、ロサリオというバッターが1軍で結果を出したにも関わらず枠の問題で2軍に在籍しており、次から次に外国人選手が活躍する広島にあって、全外国人選手が大当たりというサプライズを起こすことができるか。 ■巨人に救世主誕生!? そこには広島・一岡との間に不思議な縁が… 最後に巨人期待の若手投手・土田瑞起。11年の育成枠で入団し2年目にイースタン・リーグ記録となる62試合に登板し防御率2.56を記録するなど、広島に移籍した一岡竜司投手とともに2軍リリーフ陣をけん引した。シーズンオフにはウインターリーグに参加し、実績を積むとそれが評価され、球団史上初となる育成選手として今年の春季キャンプに参加した。その後支配下登録されて、現在2軍のクローザ―として存在感を示している。そんな土田選手と一岡選手との間には、実は不思議な縁が存在する。それは先に述べたウインターリーグ参加でのこと。クローザ―としてウインターリーグで活躍していた一岡選手がケガしたことにより、代役として急きょ派遣されたのが土田選手だった。そこで8試合に登板すると防御率0.75で5セーブの活躍をした。