中津の鱧かつ丼と日田のホルモン丼、目指せ九州ナンバーワン 「駅長対抗ご当地丼総選挙」で決選投票へ
JR九州が企画した「2024駅長対抗ご当地丼総選挙」で、大分県の中津駅長が推す「元祖・鱧(はも)かつ丼」と日田駅長の「福地のうなるホルモン丼」が、ともに決選投票に進んだ。24日に北九州市の門司港駅前広場で開かれる実食投票イベントで、九州ナンバーワンを目指す。 元祖・鱧かつ丼は、和風味処(どころ)鬼太郎(中津市豊田町・峯中隆洋社長)の先代が考案した看板メニュー。骨切りしたハモのカツに先々代から受け継いできたたれを絡めて、黄身の濃さが異なる2種類の卵でとじる。元来、淡泊なハモをカツにすることで衣が甘辛いたれをまとい、締まったハモの食感と卵の“ふわっ、とろっ”感が絶妙に合う。 峯中社長(54)は「中津には、いろんなハモ料理がある。多くの人の注目を集めるイベントで、中津のハモをPRしてきたい」。橋倉正人中津駅長(45)は「中津名物といえばハモ。実際に食べてみておいしいと感じた。優勝を持ち帰りたい」と話す。
田村直樹日田駅長(49)が推す福地のうなるホルモン(日田市田島・日高フミ子店長)のホルモン丼は、マルチョウ(牛の小腸)とシロ(豚の大腸)を使い、弾力のある食感とあっさりした甘みが癖になる一品。秘伝のたれは1969年創業以来、味を変えておらず、うまみたっぷりの脂がご飯と絡んで食欲をそそる。 国産の牛と豚を使用し、自家農園のニンニクなど野菜も国内産にこだわる。「決選投票には新米を持って行く。日田のおふくろの味を満喫してほしい」と日高店長(67)。田村駅長は「市を挙げて応援してもらい、予選突破できた。この勢いで絶対に優勝する」と意気込んでいる。 【2024駅長対抗ご当地丼総選挙】初開催のイベント。九州7県の駅長が推薦した計62(大分県からは5)の丼によるネット投票予選が9~10月にあり、13の丼が勝ち抜いた。決選投票は1杯千円で実食・投票する。