上沼恵美子が故・今くるよさんを追悼「めちゃくちゃ寂しい」
タレントの上沼恵美子が、2日に放送された大阪・読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」で、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」として活躍して5月27日に臓(すい)がんのため76歳で亡くなった今くるよ(本名・酒井スエ子=さかい・すえこ)さんを悼んだ。 くるよさんは高校の同級生・いくよさん(2015年)と1970年にコンビ結成。上沼は漫才師の姉が相方と解散したことで「海原千里・万里」の千里として71年にデビューしたが、いくよ・くるよさんとは「同期と言えば同期。私は子どもやったんで」という。 当時は女性漫才師が今より圧倒的に少なく、やりづらかった時代。「あの頃のお笑いは蔑まれ『不細工やから吉本(興業)行け』とか、『漫才でもやれ、頭悪いから』とか。私は無理やり、嫌々でしたが、いくよ・くるよさんは本当にお笑いを目指したお2人。すごいなあと思いました」と回想した。 女性芸人だけの興行で地方巡業に行った思い出も語り「本当に明るく穏やかなコンビ。いい方。新人で、ウケなくて慰め合ってました」。当時、くるよさんはトレードマークの派手なドレスではなく、スーツ姿だったという。 その後、ともに売れてNHKの「生活笑百科」で共演。「素晴らしかった。派手で華やかで。コンビともにいなくなるのはめちゃくちゃ寂しい。支え、道しるべがないのね。キダ・タロー先生(5月14日死去、享年93)もそうだったけど」。上沼は69歳。「私、次、逝きます。その時は、お見送り芸人しんちゃん(しんいち)が見送るのよ」とゲスト・しんいちをイジった。
報知新聞社