虎のソナタ 復活ロード歩む湯浅に故郷からエール 後援会有志が三重・尾鷲市にイラスト画寄贈
(セ・リーグ、ヤクルト-阪神=降雨中止、10回戦、28日、神宮)三重県尾鷲市の「湯浅京己後援会」の方から、連絡をいただいた。 【写真】阪神・湯浅京己が独占激白「やっと野球をやっているという感じ」 「後援会の有志で、成瀬國晴氏のイラスト画を購入し、尾鷲市に贈呈しました。阪神日本一にも貢献した尾鷲が生んだ、郷土の誇りですから。尾鷲の子供たちも、頑張ればこんな選手になれるという目標になってもらいたいので」 市役所を訪れ、加藤千速市長に手渡し、近く市役所の玄関に飾られるという。 昨年の日本シリーズで流れを変える1球を投じて、ファンの脳裏に鮮烈な印象を残した湯浅だが、今は2軍で復活ロードを懸命に歩んでいる。 投手担当のトラ番・須藤佳裕は「投手陣のほうは充実していて、今すぐ1軍という状況ではないと思います。でも、日本一連覇には、必ず彼の力が必要な時期が来ます。2軍にいても〝最も目が離せない〟存在です」と現状を教えてくれた。 後援会の方々も「こういうニュースを通して、元気に投げてもらいたいという故郷の思いが伝わってくれれば」と力説。近々、おそらく湯浅が1軍にいない阪神を応援するためにバンテリンドームに向かうとか。 阪神を応援する熱は、日本中、あちこちに充満しているんです。 そんな思いを背負って戦う阪神は、新幹線で東上、神宮決戦へ、というスケジュールだった。 が、まさかの豪雨。新幹線がストップ。トラ番・邨田直人が苦難(?)の東京行きを証言した。 「ボクが乗ったのぞみ号は、ちょうど名古屋駅でストップしてしまいました。ものすごい雨が降っていて、景色が全く見えない状態。何時に動き出すか、アナウンスがないので焦りましたが、幸い、中屋(友那)が早々と東京入りしていることが判明したんです。一気に気楽になって。ボクが着かなくても、中屋が1人で働くれるだろうと」 何とも楽観的な先輩トラ番だ。同時に、トラ番最年少・中屋はホメておこう。前の日から、豪雨予報は分かっているのだ。一歩も二歩も先読みした動きこそ、トラ番のカガミ。ちなみに、阪神ナインも早めに新幹線に飛び乗った選手が大半で「チームの影響は、ほとんどなかったようです」と邨田からの報告があった。 東へ西へ、北へ南へ、日本中を飛び回るトラ番は、移動のトラブルは常に背中合わせ。