ヤクルト・並木秀尊が2026年WBCに意欲 〝サニブラウンに勝った男に勝った男〟が快足でアピール
ヤクルト・並木秀尊(ひでたか)外野手(25)が17日、埼玉・草加市内にある母校の独協大を表敬訪問し、前沢浩子学長らに同校初のプロ野球選手として4年目の活動を報告。2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本代表入りに意識を向けた。 「プロ野球人生の中で日の丸を背負いたいという思いはある。五十幡が(日本代表に)入ったことで、より一層、思いは強くなった」 11月の国際大会「プレミア12」では同学年の五十幡(日本ハム)が初めて日本代表入り。足のスペシャリストとして存在感を示した。快足が売りの並木は、100メートルで日本歴代2位の記録(9秒96)を持つサニブラウンに中学時代に勝利した五十幡に50メートル走で勝ったことがあり、〝サニブラウンに勝った男に勝った男〟の異名をとる。ライバルに刺激を受け「足の1枠になると思うが、チャンスがあればどんどん行きたい」と静かに闘志を燃やした。 初の侍ジャパン入りに向け、来季の飛躍は絶対条件。今季は失敗なしで10盗塁を決めた韋駄天は「自分の立場だと、圧倒的な成績を残せないと難しい。タイトルを取るくらいでないと」と立ち位置を分析し、盗塁王を目標に掲げる。「35、40(盗塁)いけるように」。結果でアピールし、侍への道を切り開く。(武田千怜)