「仮面ライダー」シリーズ初、アニメ「風都探偵」を全国無料放送 第1話のあらすじと見どころを紹介
「仮面ライダー」史上初となるシリーズアニメ「風都探偵」(2022年放送、全12話)が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて、10月8日(火)夜11時30分より毎週火曜に放送される。私立探偵の左翔太郎(CV:細谷佳正)とその相棒であるフィリップ(CV:内山昂輝)が、平和が訪れたはずの風都で新たな戦いを繰り広げていく本作。本記事では、「仮面ライダーW」のその後を描いた「風都探偵」のストーリーや見どころについて触れていく。 【写真】アニメ「風都探偵」配信直前イベントに登場した細谷佳正、椛島洋介監督、塚田英明プロデューサー ■椛島洋介監督によってアニメ化された「仮面ライダーW」の続編 「風都探偵」は、以前NHKが実施した「全仮面ライダー大投票」でトップ3に入るほど高い人気を誇る特撮ドラマ「仮面ライダーW」(2009年放送)の続編。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中の同名漫画を原作に、2022年にシリーズアニメ化された。「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクターデザイン・総作画監督を務めた椛島洋介が監督を務め、「仮面ライダーW」のクリーチャーデザインを手掛けた寺田克也氏らも製作に携わっている。 「風都探偵」の物語の舞台は風の街・風都。かつて街を脅かした謎の組織「ミュージアム」は、仮面ライダーたちの活躍によって壊滅へと追い込まれていった。しかし、組織により生み出された危険な「ガイアメモリ」というメモリデバイスが依然存在しており、「ガイアメモリ」に手を出した者たちは怪人・ドーパントへと変貌を遂げ、強盗、殺人、暴力事件などをたびたび起こしていた。 そんな状況の中、風都を愛する鳴海探偵事務所の私立探偵・左翔太郎と、記憶を亡くした青年・フィリップの2人は、「ガイアメモリ」の力を借りて仮面ライダーに変身し、風都の人々と平和を守る――というストーリーだ。 ちなみに、11月8日(金)からは本作の劇場版となる「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」も公開予定。劇場版では「仮面ライダーW」放送開始から15周年を記念して、仮面ライダーWの誕生の秘密に迫るプロローグ・ビギンズナイトが描かれる。 ■美しい謎の“魔女”が登場 「風都探偵」第1話あらすじ 自称ハードボイルドな私立探偵・左翔太郎(CV:細谷佳正)のもとに依頼が舞い込む。依頼主は、謎の美女(CV:関根明良)に現金の入ったバッグを奪われ、彼女を追って夕凪町のT字路へと迷い込んでしまった坪崎。その美しい魔女に一目惚れした坪崎は、「彼女を見つけて自首するよう説得したい」と翔太郎らに依頼する。実は翔太郎自身も、同じ日にその魔女と夜の埠頭で出会っていたのだった。 風都を知り尽くす翔太郎は一人でこの依頼を受け、住民に魔女について聞き込みを行うと、彼女を知る人物から、その魔女が「T字路の魔女」と呼ばれていることを知る。その後、彼女がたびたび出没するという噂のT字路まで案内された翔太郎は、魔女と接触することに成功。しかし、魔女は人間とは思えないほどの軽い身のこなしで、バイクで追いかける翔太郎をかわして逃げていく。ようやく魔女に追いついた翔太郎が彼女に名前を尋ねたところ、魔女は「ときめ」と答えその場を後にした。 彼女を追いかけた翔太郎は、気付くととあるビルの中にいた。そこで評判の悪い企業家として知られるビルのオーナー・立川と出会う。そして、彼が魔女のことを恨んでいることを知る。その後、魔女を取り逃がしてしまった翔太郎に痺れを切らした坪崎は、2人で再び魔女に会いに行くのだが――。 ■アクションとサスペンスの見事な融合 「風都探偵」の見どころ 本作の見どころは、アクションとサスペンスが絶妙なバランスで描かれている点だろう。翔太郎扮する仮面ライダーがバイクに乗って疾走するシーンを含め、仮面ライダーらしい軽快なアクションシーンは健在だ。またタイトル通り“探偵”を主人公にしているため、しっかりと作りこまれたサスペンス要素も随所に散りばめられている。 さらに本作では「仮面ライダーW」の“続編”としてキャラクターがそのままの設定で登場するものの、ストーリー設定に関する説明がしっかりとあり、「仮面ライダーW」とはガラリとイメージを変えた新しい設定や物語も展開されていく。そのため、原作や「仮面ライダーW」を知らない状態でも純粋にストーリーを楽しめる内容に仕上がっている。 ちなみにBS松竹東急では、「風都探偵」に加えて「仮面ライダーW」も放送。10月8日(火)より、毎週火曜夜11時から2作連続で週1話ずつ放送していく。関連性のある2つの作品を視聴すれば、より「仮面ライダー」シリーズの魅力に触れることができるかもしれない。