【MotoGP】バニャイヤ、痛恨のミスでスプリント勝利逃す「燃料の量のことを考えていなかった」
MotoGP第2戦ポルトガルGPのスプリントレースで、フランチェスコ・バニャイヤは4位フィニッシュ。勝利が見えていながらもミスによってそれを失うことになったバニャイヤは、その原因を“燃料の量”を考慮していなかったためだと語った。 【リザルト】MotoGP第2戦ポルトガルGP スプリントレース結果 バニャイヤは4番グリッドから好スタートを切り、序盤はジャック・ミラー(KTM)のうしろ2番手を走行。すぐにミラーを追い抜いていったバニャイヤはそこからライバル達に対してリードを広げていき、優勝は間違いないように思われた。 しかし9周目、バニャイヤはターン1に向けてオーバーランを喫してしまった。これで4番手にまでポジションを落とし、そこから順位をあげることができないままバニャイヤはフィニッシュした。 バニャイヤはオーバーランしてしまった時の状況について、レースが進む中で燃料量の変化がブレーキングに影響を及ぼしていたことを考慮できていなかったのだと語った。 「台無しにしちゃったよ」とバニャイヤは言う。 「良いフィーリングだったし、上手くスタートしてアタックし、ギャップも管理できていた。ギャップを開いて、それを維持していたんだ」 「全てが完璧だったんだ。でも、僕は燃料を消費していることを考慮していなかった。そしてターン1のダウンヒルではリヤが上がったり下がったり、ちょっと妙だった」 「4~5周すると、リヤの車高が常に少し高いように感じ始めていたんだけど、ブレーキングは常に同じようにしていた」 「クラッシュは避けようとしたんだけど、全てを失ってしまった。その時から僕はレースを完走してできるだけ多くのポイントを得ようと切り替えた」 「勝てれば良かったというのは確かだね。スプリントレースでこんなふうなフィーリングは長く感じられていなかった」 「こういったミスは何にもならないけど、ポジティブなことを見ていくのも必要だ。今回、スプリントレースでリヤに(あまり好みではない)ソフトタイヤを履いて戦うことができたんだからね」 なおバニャイヤは2024年型バイクについて、ブレーキング時にリヤが昨年型よりも“ナーバス”だと指摘している。ただ彼はこれは言い訳にはならないだろうと語っている。
Lewis Duncan