ソフトバンク、17イニング連続無得点で2連敗…好機で凡退の山川に大矢氏「打たされている打撃が目立つ」
◆ 真中氏、山川は「シーズン中から波のある選手」 SMBC日本シリーズ2024第4戦はDeNAが5-0で快勝。ソフトバンクは本拠地・みずほPayPayで完封負けを喫し、連敗で2勝2敗のタイに持ち込まれた。 先発の石川柊太は3回まで無失点。4回に一死から4番のタイラー・オースティンに先制ソロを浴びたものの、6回途中4安打1失点と先発の役割は果たした。1点ビハインドで迎えた7回は、イニングまたぎの2番手・尾形崇斗が捕まり先頭の5番・宮﨑敏郎にソロ被弾。3番手の岩井俊介も踏ん張れず1イニングで一気に4点を失った。 打線は第3戦で攻めあぐねた東克樹同様、この日もDeNAの先発左腕アンソニー・ケイに苦戦。初回は1番・柳田悠岐、2番・周東佑京、3番・栗原陵矢が3者連続三振に倒れ、2回も先頭の山川穂高が空振り三振を喫するなど3回までパーフェクトに封じられた。 4回以降は好機での一本が出ず、1点を追う6回は二死二、三塁の好機で山川が初球を打ち上げ平凡な中飛。7回まで続投したケイに散発4安打の無得点に抑え込まれた。 30日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に解説者として出演した斎藤雅樹氏は、6回の好機で中飛に倒れた山川について「(初球の)チェンジアップは甘い球でしたけどタイミングがズレた」と指摘。同じく解説者として出演した大矢明彦氏は「ピッチャーにとっては難しいピンチだったが、ボールを上手く使いながら、戸柱がケイを上手く操ったと思う」とピンチで踏ん張ったDeNAバッテリーの粘りを称えた。 ソフトバンク打線はこれで、第3戦の2回から17イニング連続無得点。第5戦の野手のキーマンを問われた大矢氏は「近藤がいいし、柳田も打ち出して形はできつつあるんだけど、4番の山川のところで歯切れの良いバッティングをしてくれればソフトバンクらしさが出てくる」と不動の4番をキーマンに指名。 今シリーズは第2戦でこそ先制2ラン含む3安打を記録するも、残りの3戦はすべて無安打に倒れ今シリーズの通算打率はここまで.200。大矢氏はここまでの山川の印象について「打たされている打撃が目立つ。相手は山川のホームランを怖がっている。じっくりと待ってボール球に手を出さないというのが大事。彼にまたホームランが出ると、一気にソフトバンクのムードになると思う」と見解を述べた。 番組MCの真中満氏もキーマンに山川を選出。「一発で流れを変えられる選手。シーズン中から波のある選手で、CSではいい活躍をしたので波的にはちょっと良くないところ。一本出れば乗ってくると思いますし、4番なんで大変だと思うんですけど頑張ってほしいですよね」と第5戦以降の爆発に期待を寄せた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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