イスラエル首相“イランの核関連施設の一部攻撃”演説で明らかに
イスラエルのネタニヤフ首相は18日、国会で演説をおこない、イスラエルによる10月の攻撃で、イランの核関連施設の一部を攻撃していたことを明らかにしました。 ネタニヤフ首相は18日、先月26日におこなったイランへの空爆で、「イランの核開発計画の一部に打撃を与えた」と述べました。アメリカのニュースサイト「アクシオス」は15日、アメリカとイスラエルの当局者の話として、イランの首都テヘラン郊外のパルチンにある極秘の核兵器研究施設が破壊されたと報じていました。「アクシオス」はアメリカ政府高官の話として、バイデン大統領はネタニヤフ首相に、イランの核施設を攻撃しないよう要請し、イランとの戦争を回避しようとしていたと伝えています。 ネタニヤフ首相が核関連施設を標的とした攻撃をおこなっていたことを明言するのは初めてとみられ、報復を宣言するイランをけん制する狙いがあるものとみられます。