ドイツのDZ銀行が顧客に暗号資産取引を提供──大手取引所ベールゼ・シュトゥットガルトと提携
ドイツのDZ銀行は、700を超える協同組合銀行の顧客に暗号資産(仮想通貨)へのアクセスを提供すると19日に発表した。 DZ銀行は、ドイツ第2の銀行とも呼ばれる。今年中に、協同組合銀行の顧客に暗号資産の取引・保管サービスを提供し、リテール(個人)顧客の暗号資産へのアクセスを可能にする。 ベールゼ・シュトゥットガルトによると、技術面および運用面の準備はすでに始まっており、今年中に最初の銀行が接続され、段階的な展開と一部のリテール(個人)顧客を対象としたテストが行われる。 「我々は、実績があり、完全に規制されたベールゼ・シュトゥットガルト・デジタル(BSD: Boerse Stuttgart Digital)の暗号資産取引・保管インフラを、ヨーロッパ中の金融機関に提供している」と、同グループのCEO、マティアス・フェルケル(Matthias Voelkel)博士は述べた。 フランクフルトに拠点を置くDZ銀行は、運用資産残高6270億ドル(約90兆円、1ドル143円換算)、昨年11月には暗号資産カストディプラットフォームをスタートさせている。 ドイツでは、同じくドイツ銀行に次ぐ規模を持つコメルツ銀行が、デジタル資産ブローカーのクリプト・ファイナンス(Crypto Finance)と提携し、法人顧客にビットコインとイーサリアムの取引を提供すると19日に発表している。 DZ銀行は2月に暗号資産取引のパイロット版を展開する計画と報じられていた。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Shutterstock|原文:Germany's DZ Bank to Offer Customers Crypto Trading Through Boerse Stuttgart Tie Up
CoinDesk Japan 編集部