「還付金がある」市役所職員かたる男から電話 60代の女性が36万円だまし取られる
市役所の税務課の職員をかたる男から「税金を支払いすぎているため、還付金がある」などという電話があり、話を信じた60代の女性が現金およそ36万円を騙し取られました。 【写真を見る】「還付金がある」市役所職員かたる男から電話 60代の女性が36万円だまし取られる 被害に遭ったのは山梨県北杜市に住む60代の無職の女性です。 10月24日午前10時ごろ、女性の家の固定電話に市役所の税務課の職員をかたる男から電話があり、「税金を支払いすぎているため、還付金が1万8523円ある」「書類を8月くらいに送っているが届いているか」と言われました。 男はさらに、「還付金の手続きはきょうまでで、この電話で案内ができる」「ATMに着いたら、これから教える金融機関のコールセンターに電話してほしい 」と言われたため、女性は指定された金融機関のATMに向かい、指定された固定電話の番号に電話をしました。 その電話をつないだ状態で女性は指示通りATMを操作しましたが、男から「手続きが失敗してしまった。他に持っている口座はないか」と言われました。 そのため女性は別の金融機関の口座のキャッシュカードを自宅に取りに行き、再び電話をかけATMを操作しました。 さらに、1度失敗したキャッシュカードでも改めて指示通り操作しました。 その後、女性が通帳を記帳したところ、2つの口座から合わせて36万5224円を振り込んでいたことが分かり、警察に被害を届けました。 警察では 公的機関が還付金をATMで受け取る手続きを行う事は絶対にない。 ※自宅の加入電話にニセの市役所職員から税金などの還付金があるとの電話がある ※ATMでニセの金融機関職員と“電話をかけたまま”ATM機の操作を指示される といったものは還付金詐欺の典型的な手口であるとして注意を呼び掛けています。
テレビ山梨