27日に投開票された衆院選で、自民党は有権者から厳しい審判を下された。派閥の政治資金問題に絡んだ前議員らが次々と敗れるなど議席は大きく減り、連立を組む公明党と合わせた与党でも過半数割れに追い込まれた。 【写真】険しい表情でインタビューを受ける石破首相（27日午後11時4分、自民党本部で）

佐賀2区

支援者に頭を下げて回る古川さん（左）（佐賀県唐津市で）

　佐賀2区の自民党前議員の古川康さん（66）は小選挙区で立憲民主党前議員の大串博志さん（59）に3連敗を喫した。前回選後、愛車のナンバーを大串さんとの得票差に替え、敗戦を胸に刻んだ。選挙戦では自身に「政治とカネ」の問題はないと強調したが、党への逆風をはね返せなかった。古川さんは佐賀県唐津市で支援者に「これまでにない支援をいただいたのに申し訳ない」と頭を下げた。比例で復活した。