ウィリアム皇太子、15年ぶりにひげを生やす ヘンリー王子との関係悪化の一因はひげだった
先週末、閉幕したパリ五輪。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がビデオメッセージを発表、イギリス代表選手たちに感謝と祝福のメッセージを発表した。 【写真】妻ラブ♡ウィリアム皇太子のキャサリン妃への愛が溢れるフォトアルバム
キャサリン皇太子妃がみんなの前に姿を見せたのは7月に開催されたウィンブルドン選手権の決勝戦以来。元気そうな笑顔に世界中が安堵したけれど、それと並んでロイヤルファンを騒がせたのはウィリアム皇太子の顔。頬から顎にかけてひげに覆われていて。いつもよりワイルドな雰囲気に! 皇太子がひげをはやして人前に出たのは2008年のクリスマスのミサ(写真下)以来である。
とはいえ、このときはすぐに剃ってしまった。おそらく当時皇太子が英国空軍に所属していたからではないかと見られている。空軍はひげを禁止している。
対照的にヘンリー王子はひげ面がトレードマーク。初めてのばしたのは2013年、チャリティ活動で南極をトレッキングしたときだった。その後一度剃っているが2015年に再びのばしている。
このひげは、王子によると皇太子とのいさかいの一因になっているという。2018年、王子はメーガン妃と挙式するとき祖母のエリザベス女王にひげを生やして結婚式に臨む許可を求めた。王子によると自分にとってひげは「安心感を与えてくれる毛布のようなもの」。また妃はひげのない王子を見たことがなかったことから「バージンロードを歩いてくる妻にとって見ず知らずの人になりたくなかった」から剃りたくなかったと回顧録の中で振り返っている。
女王はひげのまま結婚式に出ることを許したけれど、皇太子はこれに反対。王子によると皇太子は王子に向かって「剃れ」と命じたという。王子がその理由を尋ねると皇太子は「自分はひげを生やすことを許されなかった」と答えた。王子曰く「兄は特殊部隊の任務から戻ったあと、ひげを生やしていた。だから誰かが彼に『いい子だから、すぐひげを剃るんだ』と言ったんだ。兄は自分に許されなかった特権を私が楽しんでいるのが嫌だった」。2人の不仲はひげだけが原因ではないが、この王子の主張はひげを生やすことを「特権」だというほど王子が皇太子にコンプレックスを抱いていたこと、ひげを剃るか剃らないかで関係が悪化する程度にまで2人の仲がすでに緊張していたことの証だと見られている。 ちなみに皇太子のひげは夏休みの間だけの一時的な楽しみだと見られている。次に公の場所に出てくるときは元のすっきりフェイスに戻っているのか要注目。