「菅氏の主流派への復権は濃厚です」 まさかの“大物”まで麻生氏を見限って…決選投票に進むのは「菅系候補」の二人か
態度を豹変させた“大物”
そしてあの大物も麻生氏と距離を置き始めた。政治部記者が後を引き取る。 「茂木敏充幹事長が麻生氏を見限って“菅詣で”を始めました。8月20日の夜、菅氏と都内の中華料理店で1時間半ほど会食。その後、茂木氏は“日本の将来について、とても良い話ができた”と喜色満面でしたよ」 茂木氏は決選投票で菅系候補を支援する見返りに、自身の要職への起用を求めたとみられるが、 「茂木氏はこれに先立つ14日に麻生氏と会食し、支援を要請して断られた。店から出た時の不機嫌な表情からも明らかでしたね」 茂木氏が態度を豹変させたことで、麻生氏が抱き込めるのは林芳正官房長官と高市早苗経済安保相の二人に。 自民党関係者によれば、 「林さんも高市さんも決選投票に残るのは難しい。麻生さんは“石破嫌い”を公言している上、進次郎政権が誕生すれば菅氏らが政権の実権を握ります。もはや進退窮まった印象です」 政界引退が早まるか。
「週刊新潮」2024年9月12日号 掲載
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