田中壮太郎の新訳・演出による、劇団昴「マーヴィンズ ルーム」スタート
「劇団昴『マーヴィンズ ルーム』」が、昨日5月24日に東京・Pit昴にて開幕した。 【画像】劇団昴「マーヴィンズ ルーム」より。(撮影:梅原渉)(他4件) 「マーヴィンズ ルーム」は、エイズの合併症により33歳の若さで死去したアメリカの劇作家スコット・マクファーソンの戯曲。同作は、1996年にメリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートンらの出演により映画化され、劇団昴では1997年、劇団昴の翻訳・演出家だった松本永実子により、日本初演された。今回は、田中壮太郎が劇団昴と3度目のタッグを組み、新訳と演出を手がける。 20年間寝たきりの父マーヴィンと病気の叔母のルースを支えるベッシーはある日、白血病を宣告され……。開幕に際し田中は「今回、昴のオーディションでは周知が間際で応募が多くはなかったにもかかわらず、それぞれの役に役そのままの人が現れてくれました。スタッフもそういう感じで集まってもらえました。全てがギリギリだったにもかかわらず、あまり焦らず、気付くと良い風に運ばれてこの舞台が出来上がってきている気がします。病気が題材の作品ですが、その病気を通して人間が知るべき事をユーモアと愛をもって見つめている作品です」とコメントした。 出演者にはベッシー役の米倉紀之子のほか、あんどうさくら、佐藤しのぶ、岡田吉弘、赤江隼平、屋鋪琥三郎、磯辺万沙子、林佳代子、岩田翼、白倉裕人が名を連ねた。上演時間は休憩を含む約2時間15分。公演は6月9日まで。 ■ 劇団昴「マーヴィンズ ルーム」 2024年5月24日(金)~6月9日(日) 東京都 Pit昴 □ スタッフ 作:スコット・マクファーソン 訳・演出:田中壮太郎 □ 出演 ベッシー:米倉紀之子 リー:あんどうさくら ルース:佐藤しのぶ マーヴィン:岡田吉弘 ハンク:赤江隼平 チャーリー:屋鋪琥三郎 ウォーリー医師:磯辺万沙子 シャーロット医師:林佳代子 ホーム長:岩田翼 ボブ:白倉裕人 ※U24、家族割あり。