ヤマハの新モデルがトップ3入り! プロギア「04」は2カ月連続首位 2024年10月売れ筋アイアンベスト5
「アイアン購入時のシャフト選びを重要視すべき 」(高鹿店長)
今回のアイアンランキングは秋の新作がベスト5を独占。1、2位の順位は変わらずで、ヤマハが3位にランクインしてきました。 11月はスリクソンの新作も発売予定で、すでに現時点でも多くの予約が入っているので、順位の変動もありそうです。どんなランキングになるか今から楽しみです。 最近、当店でもアイアンのフィッティングをする機会が増えてきました。メーカーさん主催のものもあれば、資格を持った僕らスタッフが特定メーカーのアイアンのフィッティングを行なうこともあります。 そんな中で、アイアンはシャフトによって試打データが大きく変わってくるということに改めて気づかされました。 同じヘッドでもシャフトが異なるとまったく違う結果になります。実際にあった例でお話しすると、メーカーは同じ日本シャフトで「N.S.PRO 950GH neo」「N.S.PRO Modus3 TOUR 105」「N.S.PRO Modus3 TOUR 115」の3モデルを打ち比べたお客様がいらっしゃいました。 「950neo」は、高い弾道でドローが出やすかったのですが、少し左に引っかかる印象で、「115」は左には行きにくいけど少し重たい。そして「105」が左にもいきにくく、ちょうどいい球筋が出たのでそちらを選ばれたのですが、同じスチールシャフトでもこんなにも結果が変わってくるということに、正直驚きました。 ドライバーのカチャカチャと異なり、気軽にシャフトを替えて同じヘッドで打ち比べることができないし、可能な店舗も限られてはいるのですが、ぜひ打ち比べてみて欲しいと実感しました。 カーボンかスチールか、といった選び方だけではなく、そこのメーカーがカスタムシャフトとして採用しているものをじっくり検討して欲しいです。 「あとからリシャフトすればいいよね?」とおっしゃる方もいますが、リシャフトだと、かなり金額がかさんでしまいます。お客様からアイアンのリシャフトを相談されると「元のアイアンを下取りに出して、新たに自分がつけたいシャフトのモデルを注文して新品を購入が得かもしれません」と、アドバイスすることもあるくらいです。 可能な限り、最初から自分にあったシャフトを選んでカスタムモデルを購入したほうが、よい結果に結びつくと、お客様にもご理解いただきたいと思っています。 ※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。 取材協力:有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店
下山江美