のん主演×堤幸彦監督×柚木麻子原作、映画『私にふさわしいホテル』公開決定!「映画の現場って本当に最高」(のん)
■「何を着てもどんな格好でも 笑、のんさんは素敵な存在感の演技をする。こぼれそうなメヂカラ、大したマジックだ」(堤幸彦監督) 主演:のん×監督:堤幸彦×原作:柚木麻子による映画『私にふさわしいホテル』が、12月に全国公開されることが決定した。 2008年にオール讀物新人賞を受賞した短編『フォーゲットミー、ノットブルー』を含む単行本『終点のあの子』でデビューし、2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞、高校生直木賞を受賞した柚木麻子。『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『あいにくあんたのためじゃない』など話題作を次々と発表してきた柚木の「いちばん危険な作品」ともいえる『私にふさわしいホテル』がついに映画化。 「文学史上最も不遇な新人作家」の逆襲を描く本作は、文壇の裏側に迫るリアリティとスピード感溢れる展開、力強さと繊細さが入り混じる破天荒な主人公の魅力がたっぷり詰まっている。 激しくもチャーミングな主人公・加代子を演じるのは『さかなのこ』であらたな魅力を発揮し、俳優、アーティストとして様々な分野で活躍する、のん。本作でも新境地をみせる。 監督には、のんと初タッグとなる堤 幸彦。テレビドラマ、映画、舞台…あらゆるジャンルでヒット作を生み出し、社会現象を作ってきた映像監督の最新作となる。 のんは堤監督について「堤監督はカリスマ的存在だと思います。私も兼ねてより堤作品に出てみたいな、この作品の中に入りたいなと願っていたので、夢のひとつが叶ったような感銘がありました」と語っている。 なお本作は、加代子が憧れるホテルとして、2024年2月に惜しまれながら全面休館を迎えた「山の上ホテル」で最後に撮影された貴重な作品。こちらにも注目だ。 今回解禁されたティザービジュアルは、のん演じる加代子が小説を書いている1シーン。舞台は昭和。レトロな衣装に身を包み、デスクの前で思案するまるで“先生”のような一枚となっており、山の上ホテルのロゴもあしらわれている。 ■のん コメント とてもやりがいのある作品でした。加代子の野心は手段を選ばない破天荒なもので、敵も味方も自分の目的のために仲間に取り入れていく姿はもはや清々しいと思いました。 この荒唐無稽で強引、爽快な物語はたくさんの人の元気と勇気を引っ張り上げる光になると思います。撮影は本当に楽しかった! 加代子のような役柄は今まで演じてこなかった力強さがあり、無理矢理にでも自分の道をこじ開けて進むところは共感を覚えました。 この作品を現場にいる全員が面白がって作っている充実感に満ちていて、映画の現場って本当に最高だな! と嬉しい気持ちでした。堤監督はカリスマ的存在だと思います。私も兼ねてより堤作品に出てみたいな、堤作品の中に入りたいなと願っていたので、夢のひとつが叶ったような感銘がありました。なのですごーーく緊張しましたし、浮き足立たないようにクールな自分を保ち、ポーカーフェイスで撮影期間を乗り切りました。台本で読んだシーンを色々な形で想像して臨むものの、思わぬ演出でびっくりさせられて毎日毎シーンわくわくしていました。 P.S. 現場で堤監督の駄洒落を聞けるのが楽しかったです。 ■監督:堤幸彦 コメント 原作が面白すぎるので、役者やスタッフと映画ならではの面白ポイントを探りながら、そしてなんとリアル山の上ホテルのロケとか、がんばりながらわいわいとやっていたら、なんとも面白カワイイちょっと切ない映画ができてしまった! これはしかし主演ののんさんの力に拠るところも大きい。何を着てもどんな格好でも 笑、のんさんは素敵な存在感の演技をする。こぼれそうなメヂカラ、大したマジックだ。ぜひ劇場でご覧あれ。いい気持ちになれますよ。 ■原作:柚木麻子 コメント 映画化のお話を聞いてとても嬉しかったのですが、加代子を演じても嫌われない俳優さんが日本にいるのかな? という懸念と、山の上ホテルさんから撮影許可がでるかという不安はありました。 けれどその不安は杞憂に終わり、のんさんの不敵な佇まい、そして山の上ホテル。デビューしたばかりの頃の自分を重ねて何度も泣きそうになりましたが、書店員さんの機嫌を必死にとる場面では、本当に涙がこぼれました。 山の上ホテルが休館となった2024年のクリスマスシーズンにぴったりな、華やかでちょっと苦くて、とびきりおもしろい文壇ピカレスクコメディになっています! 映画情報 『私にふさわしいホテル』 12月全国公開 原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』(新潮文庫刊) 監督:堤幸彦 主演:のん 配給:日活/KDDI (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
THE FIRST TIMES編集部