住友生命が内勤職を5%賃上げ、約1万人対象-若手社員は10%アップ
(ブルームバーグ): 住友生命保険が内勤社員約1万人を対象に2024年度に、約5%の賃上げを行うことで労働組合側と妥結したことが分かった。同幅水準の賃上げは少なくとも20年ぶりという。入社10年以内の若手層は約10%のアップとなる見込み。
広報担当者によると6日に妥結した。内勤社員には定期昇給に加え、特別手当として月額1万2000円を支給する。若手層については24年と25年度の初任給をそれぞれ引き上げ、25年度はベースアップ(ベア)も実施する。
住友生命ではすでに約3万2000人いる営業職員の賃金を来年度に平均7%以上引き上げることを決めている。賃上げにより、会社へのエンゲージメント(貢献意欲)を高める狙いがある。
生保業界では高水準の賃上げが相次いでおり、第一生命ホールディングス(HD)は24年4月入社の新入社員の初任給を現在の27万6000円から32万1000円に引き上げることを決めた。
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Nao Sano