全仏オープン男子4強出揃う アルカラス&シナーの若手、ズベレフとルードは悲願の初V狙う<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が終了し、今大会のベスト4が出揃った 【シナー、アルカラス、ズベレフら全仏OP組合せ】 全仏オープンは現地時間5日に男子シングルスのトップハーフ(ドロー表の上半分)の準々決勝が終了。前日の4日にはボトムハーフ(ドロー表の下半分)の準々決勝が行われていたため、4強が出揃った。 トップハーフでは準々決勝を前に第1シードで昨年王者のN・ジョコビッチ(セルビア)がひざの負傷の影響で棄権。昨年決勝の再現となっていたが、第7シードのC・ルード(ノルウェー)が不戦勝で勝ち上がりを決めた。 そのルードと準決勝で対戦するのは第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)。ズベレフは準々決勝で第11シードのA・デ ミノー(オーストラリア)をストレートで撃破し4年連続となる4強入りを果たした。ズベレフは準々決勝こそストレート勝ちをおさめたものの、3回戦と4回戦では4時間を超えフルセットの熱戦を乗り越えており、疲労の蓄積が懸念される。 また、ボトムハーフでは世界ランク2位のJ・シナー(イタリア)と同3位のC・アルカラス(スペイン)がシードを守り切り4強へ。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)王者であるシナーは今大会終了後に自身初となる世界ランク1位に浮上することが決まっている。 一方のアルカラスは準々決勝で第9シードのS・チチパス(ギリシャ)をストレートで退けベスト4に駒を進めた。シナーとアルカラスはともに負傷明けで全仏オープンに出場。両者の対戦は長時間になる可能性も高く、けがの再発や痛みによるパフォーマンスの低下などの不安もあるなかでの激突となる。 男子シングルスの準決勝は現地7日金曜日に組まれる予定。 【男子シングルス準々決勝の結果】 (7)C・ルード 不戦勝 (1)N・ジョコビッチ (4)A・ズベレフ 6-4, 7-6 (7-5), 6-4 (11)A・デ ミノー (3)C・アルカラス 6-3, 7-6 (7-3), 6-4 (9)S・チチパス (2)J・シナー 6-2, 6-4, 7-6 (7-3) (10)G・ディミトロフ(ブルガリア) 【男子シングルス準決勝の組合せ】 ルード vs ズベレフ アルカラス vs シナー