【NPBアワード】日本ハム河野竜生、“竜の穴”で肉体強化 最優秀中継ぎ受賞も「もっと体強く」
<NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD>◇26日 “自作ジム”でパワーアップし、日本一と2年連続のタイトルをつかむ。「NPB AWARDS 2024 supportted by リポビタンD」が都内で行われ、最優秀中継ぎ投手の自身初タイトルを獲得した日本ハム河野竜生投手(26)が出席。来季目標に、今季の52試合を超える自己最多60試合登板を掲げた。オフは今季完成した、岡山の夫人の実家につくったトレーニングスペースで、肉体強化を図る。 ◇ ◇ ◇ 河野は、尊敬する左腕の先輩から贈られた渋いネイビーのネクタイを締めて晴れ舞台に立った。今季リーグ最多の34ホールドポイント(HP)を挙げて最優秀中継ぎ投手となり、5年目で初タイトルを獲得。表彰式では「緊張しましたけど、いい経験になりました。また同じ賞で来られるように、頑張りたい」と来季を見据えた。 ネクタイは9月末にタイトル確定後、チームメートの加藤貴から贈られた。「『タイトルおめでとう』って。せっかくなので、きょうはこれで来ました」。深いネイビーがフィット。色白な河野の顔を、より引き立てた。 9月に約2週間、2軍で再調整する期間があった。来季へ「もっと体を強く。1年間戦い抜く体力を。シーズン通して波があったので、そこを減らして、60試合登板を目指したい」と自己最多登板を目標にする。 そのためにフル活用するのが、家族の協力で完成した“竜の穴”だ。岡山にある夫人の実家の1室をジムにリフォームした。「スクワットラックだったりダンベル、ランニングマシンもあります」。昨季まで最寄りのジムに通っていたが今後は「24時間好きな時間にできます」。12月から来年1月は夫人も子どもも一緒に寝泊まりし、英気を養いながら肉体を鍛え上げる。 今回表彰式に出席できたのは、投手2冠の伊藤と自身の2人のみ。「当然僕も頑張りたいですけど、来季はパ・リーグの投手、打者の受賞者みんなファイターズになるように頑張りたい」。チーム全員で個人タイトルを狙い、9年ぶりの頂点を引き寄せる。【永野高輔】