【資料写真】琵琶湖

　男女2人が乗った水上バイクが琵琶湖の沖合で行方不明になった事故で、滋賀県警大津北署は23日、女性が大津市内で見つかったと発表した。女性にけがはなかった。水上バイクは近江八幡市の湖岸で見つかった。男性は行方不明のままで、同署や水上警察隊が捜索を続けている。 【写真】琵琶湖にふく強風、線路では対策も 　同署によると、見つかったの千葉県市川市の会社員女性（34）。2人は22日昼頃に水上バイクに乗って大津市北小松のマリーナを出発し、午後1時ごろに転覆したとみられる。 　女性の説明では、転覆後2人でブイにつかまっていたが、夕方頃に波が穏やかになったことから、泳いで岸に向かおうとした。だが、途中で男性とはぐれ、女性だけが湖岸にたどり着いたという。 　女性は同市北小松の住民に助けを求め、住民が午後10時50分ごろ「助けてくださいと（女性が）言っている」と110番した。 　女性はウエットスーツとライフジャケットを身につけていた。「波が高く、風が強かった」と話していたという。22日は琵琶湖で3人乗りの別の水上バイクが横波を受けて転覆する事故も発生。3人は県警水上警察隊に救助され、けがはなかった。