メジャー114発アギラー4番で開幕へ 西武松井監督明言「そこは多分変えない」後藤オーナーも貧打脱却へ期待「間違いなく戦力アップ」
西武の松井稼頭央監督は26日、新加入のアギラー内野手(33)を当面4番に固定させる構想を明かした。米大リーグ114本塁打の看板を背負ってきた右の大砲は、オープン戦全13試合にすべて4番でスタメン出場。12球団中3位の打率2割8分9厘と安定した成績を残し、1本塁打を含む4打点もマークした。 ■「打球音と弾道がエグい」アギラー待望〝1号〟【動画】 この日本拠地ベルーナドームでの全体練習後、取材に応じた松井監督は「基本4番に座ってもらえれば。そこは多分変えないと思います」と信頼を寄せた。 西武は昨季、森友哉が国内フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスへ移籍し、山川穂高も欠場が続くなど打線の主軸を欠く中で戦いを強いられた。その結果パ・リーグ最少の435得点にとどまり、5位に低迷する最大の要因となった。 26日、ベルーナドームそばで開業間近の「ライオンズ整形外科クリニック」を視察した後藤高志オーナーは「ここ数年弱いのはやっぱり打撃陣。昨年は3番、4番が不在の中で非常に厳しいシーズンだった」と振り返った上で「今年は外国人選手、特にアギラーはわれわれの期待通り日本の野球に慣れてくれている。今年は少なくとも昨年よりは間違いなく戦力アップしている」と期待した。
西日本新聞社