開発競争でライバルを打ち負かしてやる……! マクラーレンF1、目指すは2023年の再現「我々には力強い流れがある」
マクラーレンでチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、2023年同様に2024年も“開発競争”でライバルを凌駕することを目指していると語った。 【ギャラリー】今年も鈴鹿はアツいぞ!! F1日本GPに”クリエイティブな”ファンが集結 昨年マクラーレンは、シーズン中盤の大型アップデートで中団グループを抜け出して上位グループに食い込むと、7月のイギリスGP以降で9回の表彰台を獲得してコンストラクターズランキング4位を獲得するなど、大どんでん返しを起こした。 グリッドで2番手の速さを見せていた昨シーズン終盤のポジションにはいないものの、マクラーレンは2024年も圧倒的な強さを誇るレッドブルを追う上位グループ内での争いを続けている。 第4戦日本GPを終えた時点で、マクラーレンはメルセデス以下を抑えてランキング3番手。ただレースペースで大きく進化したフェラーリの後塵を拝している。 名門マクラーレン陣営にかつての“力強い流れ”が戻ってきたと見るチーム代表のステラは、開発競争でフェラーリを打ち負かすこと望んでいる。 現在進行中の開発がフェラーリに追いつくのに充分かと尋ねられたステラ代表は、次のように答えた。 「フェラーリもアップデートを投入するだろうから、アップデート1段階では充分ではないだろう」 「しかし昨年はライバルを開発で上回ることができた。シーズン中にライバルよりもラップタイムを稼ぐことができた。我々にとっては、これが目標なのだ」 「サーキットに持ち込もうと計画していることが実現する限り、我々は満足だ。我々には力強い流れがあると思うからね」 そしてステラ代表は、メルセデスを抑え込んで現在のランキング3番手をキープすることも「素晴らしい結果」だと語った。 「事実と数字を見れば、仮にランキング3番手をキープして、マクラーレンが3番目に速いマシンを手にしていると証明するだけで、チームにとっては素晴らしい結果になると思う」とステラ代表は語った。 「でもフェアに見て、F1では(こういうポジションにいたいと)願うことではなく、可能な限りハードに攻める必要がある。可能な限りマシンを開発し、レース週末を最大限に活用するのだ。自分の立ち位置を見るのはその後だ」 「マイアミGP後、いくつかのアップデートを投入すれば、どこまで戦えるかという情報をさらに得ることができるだろう」
Filip Cleeren, Ronald Vording