ジョージ・ルーカス氏、ディズニーCEOの支持表明-委任状争奪戦で
(ブルームバーグ): アクティビスト(物言う株主)との委任状争奪戦に直面している米ウォルト・ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)に心強い味方が登場した。映画「スターウォーズ」などを生み出したハリウッドの大物ジョージ・ルーカス氏だ。
発表文でルーカス氏は「ディズニーの力と、長期的な価値を推進してきたボブの実績に全幅の信頼を寄せている」と述べた。同氏は自身の制作会社をディズニーに売却した際、同社の大株主となっている。
アイガー氏は会社の方向性を巡り、アクティビストからの強い圧力に直面。トライアン・ファンド・マネジメントの創業者ネルソン・ペルツ氏はディズニーに対し、自身と元ディズニー最高財務責任者(CFO)ジェイ・ラズロ氏の取締役会入りを提案している。またブラックウェルズ・キャピタルはディズニーの業績改善に向け、経営陣と戦略の変更を求めている。
ディズニー側は取締役選任案を拒否する一方で、別の物言う株主バリューアクト・キャピタル・マネジメントからの支持を取り付けた。ディズニーは4月3日に年次株主総会を開催する予定。
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原題:George Lucas, Major Disney Shareholder, Backs Iger in Proxy War(抜粋)
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Edward Ludlow