ドジャース・大谷翔平「ただただ楽しいなっていうゲームでした」 日本人史上初のポストシーズン初出場で初本塁打
○ ドジャース 7-5 パドレス ● <現地時間10月5日 ドジャー・スタジアム> ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間5日、パドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・指名打者」でフル出場。ポストシーズン初本塁打を含む5打数2安打、3打点の活躍でチームの逆転勝利に貢献した。 試合後、現地放送局のインタビューに答えた大谷は、「雰囲気自体がすごい興奮、熱気で、ただただ楽しいなっていうゲームでした」と笑顔でコメント。MLB7年目にして初出場を果たしたポストシーズン初戦を振り返った。 2回裏、今季14勝の先発右腕シースから同点3ラン本塁打を放った場面については、「本当に素晴らしい投手ですし、なかなか失投も少ないと思うので。そういった投手の難しいボールだったと思うんですけど、良い形でヒットにできて、ラッキーだったと思います」と分析。カウント2-1から真ん中高めのフォーシームを振り抜いた大谷は、打った瞬間本塁打を確信。雄叫びを上げながらバットを投げ捨て、待望の一発に感情を爆発させた。 先発の山本由伸が3回5失点を喫し、2度のリードを許しながらも、チームは逆転勝利。「本当に初戦って硬くなると思うので。その中で由伸も悔しいと思いますけど、また切り替えて頑張ると思いますし。こういう初戦を素晴らしいチーム相手に取れたっていうのは大きいんじゃないかと思います」と語った。 この試合の大谷は2012年のイチロー氏(当時ヤンキース)以来12年ぶり、日本人選手7人目となるポストシーズンでの本塁打を記録。初出場での一発は日本人選手史上初の快挙となった。4回裏の第3打席では、中前安打を放ち、テオスカー・ヘルナンデスの逆転2点適時打を演出した。 4年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは、今季終盤まで地区優勝を争った宿敵パドレスに先勝。日本時間7日の第2戦ではダルビッシュ有との対戦が予定されている。
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