市川染五郎さんは年齢を意識せず!「20歳になるまでに挑戦してみたいことは…ないです(笑)」|CLASSY.
新たなスタートを切る『鬼平犯科帳』シリーズで、父・松本幸四郎さんが演じる長谷川平蔵の青年時代である “若き日の鬼平”こと長谷川銕三郎(てつさぶろう)を演じる市川染五郎さん。歌舞伎をはじめ、さまざまなジャンルでの表現に挑戦し独自の輝きを放っている染五郎さんが実践している“ウェルビーイングなこと”についてお話をお伺いしました。
――メンタル的な面で実践している“ウェルビーイングなこと”を教えてください。 僕の祖父(二代目松本白鸚)が「今が好きだ」とよく言うのですが、それは自分も共感するところで、今の積み重ねで人生ができていくので、とにかく今この瞬間に一生懸命になってやっていくことの積み重ねで未来を作っていく、そういう生き方をしたいなと思っています。 ――フィジカルな面で意識されている“ウェルビーイングなこと”はありますか? 最近鍛えたいなと思っていて。遺伝だと思いますが太りにくい体質なので、食べて体を大きくするとか脂肪をつけるというのが難しく、筋肉で大きくするしかないなと。歌舞伎の衣裳は、役や作品にもよりますが、大きな衣裳を着る場合もあります。スケールの大きな立役を演じることが多い家なので、どっしりとしていたほうが代々やってきた役はやりやすいのかなと思います。そういう意味でも体をとにかく大きくしたいなというのは前から意識していますね。
――では、これがあると自分が頑張れる、つい機嫌がよくなってしまうようなモノ・コト・ヒトなどはありますか? …ないです。何を活力にして生きているのかな(笑)…。好きなものが見つかるとすぐ熱中してしまいますが、飽きやすいタイプです(笑)。 食べ物も一瞬ハマってすぐに飽きてしまいます。マイケル・ジャクソンが好きとか、変わらないものはもちろんありますが。(マイケル・ジャクソンは)ガーッと夢中になって、その時期が過ぎて“殿堂入り”した感じですね。 ――変わらず好きなものは別格になっていくんですね。それでは、疲れた時はどんなことをしてリフレッシュされていますか? ひたすら寝ることですね。次の日の予定が遅いときや何もなければ、ずっと寝ています。朝が早くて一日長く活動して疲れていても「寝たらもったいない」とつい思ってしまうんです。みんなが寝静まった時間に一人でなにかするのが好きで。(時間を)自由に使いたいという気持ちがあって。 気づいたら朝の7時とか8時まで起きていたということもあります。 ――深夜に一人でゆっくり自分だけに使える時間がリフレッシュの時間になっているんですね。 そうですね。その日によってすることは違いますけど、音楽を聴いたりゲームをしたり、自分が次に演じる役や作品に関して調べたり考えたり、そういう時間が楽しいです。あと、夜食は毎日食べていますね。深夜に営業しているお店からデリバリーサービスで頼んだりしています。