履正社時代控え野手だった最速154キロ右腕が10回完投勝利!新鋭・びわこ成蹊スポーツ大が初のリーグ優勝に前進【京滋大学野球】
<京滋大学野球連盟 2024度秋季リーグ:びわこ成蹊スポーツ大4-2花園大(延長10回)>14日◇第7節1回戦◇わかさスタジアム京都 【一覧】24年大学生・プロ志望届提出者 初のリーグ優勝を目指すびわこ成蹊スポーツ大が延長戦の末に勝利。今秋ドラフト候補の最速154キロ右腕・新川 朝耶(4年=履正社)が10回7安打2四球11奪三振の2失点(自責点1)で完投勝利を収めた。 新川は初回に1点の先制を許すも2回以降は安定した投球を見せる。「真っすぐで押せていて、変化球も要所でしっかり投げられた。管原(洸太・4年=高知中央)の強気のリードに僕が気持ちを乗せられた感じです」とバッテリーの呼吸が合っていた。 この日は球場のスピードガンで最速149キロを計測。速球派のイメージがあるが、スライダーなど変化球も上手く使って三振を奪う場面も目立った。2回から9回までの8イニングで許した安打はわずか3本。ベンチには他にも力のある投手はいたが、「リードされるまでは新川でいこうと思っていました」と山田 秋親監督は最後まで新川に託した。 花園大の投手陣も粘りの投球を見せ、1対1で延長戦に突入。10回からは無死一、二塁から始まるタイブレークで試合が行われた。 10回表のびわこ成蹊スポーツ大は5番・伊藤 兵悟郎(2年=近江兄弟社)の適時打などで3点を追加。だが、新川も連打を浴びて1点を返され、なおも無死満塁とピンチが続く。 それでもここから新川が粘りを見せた。まずは三ゴロで本塁フォースアウト。続く打者には「今日はあまり良くなかった」(新川)というフォークで空振り三振を奪う。最後は遊ゴロに打ち取り、リードを守り切った。