日本一に輝いた“あざと可愛い”レースクイーン 転身を支えた「やるって決めたらとことん」な強い意志【佐々木萌香(前編)】
――転職された当時というのは、ギャップみたいなものはなかったですか。 「家族からの心配や困惑の声はありました。やっぱりレースクイーンってオーディションで合格しないとなれないし、結構シビアな狭い道なんです。何社も受けたんですけど、最初はずっとオーディションに落ち続けてしまって、これがラストチャンスだと思って受けたチームにようやく合格することができました。本当に、何とかレースクイーンになれたという感じでしたので、私自身も家族もすごく不安な感じになりながらのスタートでした。ただ、やるって決めたら私は結構気が強いので、反対を押し切ってまで道を進んでいました」 ――航空会社を離れるというのは大きい決断だったと思います。スカウトがあったにせよ、挑戦を決意した決め手はどこにあったんですか。 「強いあこがれや興味があったからかなと思います。サーキットに行ったことはなかったんですけど、イベントコンパニオンをアルバイトで昔やっていて、そこで出会っていたお姉さんたちがレースクイーンとかをされていたので興味がありました。社会人生活で葛藤していたタイミングとも重なったのも大きかったです。航空会社へ就職する時もそうなのですが、やりたいと思ったら突き進むみたいな。そういう気持ちが支えになったと思います」 (後編に続く) ※訂正 24.4.18 佐々木萌香さんの前職 CA×、グランドスタッフ○
取材・文/森本雄大 写真提供/ワンエイトプロモーション