トヨタレンタカー、翻訳対応透明ディスプレイを店舗に初導入
トヨタモビリティサービス(TMS)は11月1日、増加する訪日外国人観光客(インバウンド)のレンタカー需要に対応するため、TOPPAN製の翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBiz UCDisplay」カラー版を、全国で初めて都内3店舗に導入すると発表した。 【画像全2枚】
近年、訪日外国人の増加に伴い、レンタカーの需要が急増しているが、多言語での対応が難しいことが課題であった。今回のディスプレイ導入により、正確で迅速な情報伝達が可能となり、スムーズで快適なサービス提供を目指す。
「VoiceBiz UCDisplay」は13言語に対応し、音声またはキーボード入力された言葉を自動で翻訳し、透明ディスプレイに表示する。これにより、円滑な多言語コミュニケーションが可能となる。さらに、難聴者や言語障がい者とのコミュニケーションも支援するユニバーサルサービスだ。
最新の翻訳アルゴリズムと言語モデルを搭載し、固有名詞・定型文登録機能により精度向上を実現。また、翻訳機能を利用しない時はサイネージとして情報提供が可能である。カラー版は視認性が向上し、機器の移動も容易になった。
TMSは今後も「VoiceBiz UCDisplay」の導入拡大を通じて、多言語対応を強化し、さらなる顧客満足度の向上を目指していく。
レスポンス 森脇稔