訃報が続く50代。遺品やLINEが目に入るとどうしても涙が...【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
年明けから訃報が続き…
いつまでも 泣いてちゃダメと 言い聞かせ さみしさ抱いて 常に朝日と 作者/ 小山田エミーさん(40代) 解説: 50代の入り口が近づいて来た昨年、年明けから訃報が続きました。台所で洗い物をしてる時など、ふと涙が込み上げて来るときがあります。 友人も「母が亡くなり、半年。遺品はまだ触れないし、うっかりもらったLINE見返したら、涙出ちゃうし。でも、日々前向いて頑張らないとね」と言っていました。 世の大人は淡々と生きているようで、家族や友が逝き、こういう気持ちを重ねて生きていたのかと実感しています。 人生100年時代、これからもっと増えていくのかとゾッとすると共に、悲しみも寂しさも全て抱きしめて、乗り越えて、明日も明後日も、太陽と共に、悔いなく生きていくと決意を込めて。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。