各カテゴリーの全日本王者たちがUCIレースで貫禄の勝利!関西シクロクロス琵琶湖グランプリ
各カテゴリーの全日本王者たちがUCIレースで貫禄の勝利!関西シクロクロス琵琶湖グランプリ
2024-25 JCFシクロクロスシリーズ、そしてJCXシリーズ第5戦となる「関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ」が11月17日(日)、滋賀県草津市の烏丸半島特設コースで開催された。メインレースとなるUCIカテゴリーレースでは、男子ジュニアは成田光志(OLIVE)、女子エリートは小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)、男子エリートは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、各カテゴリーの全日本チャンピオンが優勝を飾った。
今シーズン国内唯一のUCIレース
今シーズン国内唯一のUCIレース(国際自転車連合レース、クラス2)として開催された今大会。UCIポイント獲得の貴重な機会とあって、ハイレベルなレースが展開された。コースは全長約2。7km。例年通りのオフキャンバーとフラット区間が織りなすテクニカルなレイアウトに加え、新たなセクションも追加された。午前中は若干湿っていた路面も、レース開始時刻が近づくにつれドライコンディションへと変化。各カテゴリーの選手たちは、刻々と変化する路面コンディションに対応しながら、白熱したレースを繰り広げた。
ジュニア男子:成田がスタートから独走、全日本王者の実力を見せつける
10時10分スタートのジュニア男子には11名が出走。全日本チャンピオンの成田光志(OLIVE)と、全日本選手権2位の野嵜然新(桐光学園高等学校/RACING TORQUE)による今シーズン初の直接対決が期待された。しかし、野嵜は来年3月に開催される高校選抜出場枠獲得を目指し、神奈川県新人高等学校自転車競技新人大会に出場するため欠場となった。 成田はスタート直後から他を圧倒するスピードで快走。中仙道侑毅(ATHLETE FARM MTB CLUB)、松山海司(神戸高専)、田島綾人(W。V。OTA)、山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)の4名が追走グループを形成し、成田を追った。 TEAM NIPPO-S。U。A。プロジェクトで成田をサポートする大門宏も見守る中、成田は追走グループとの差を着実に広げ、独走態勢に持ち込む。追走との差は縮まることなく、1分半以上のリードを保ったまま成田がトップでフィニッシュした。 一方、2位争いでは田島のチェーン落ちや各選手のミスが響き、追走グループが崩壊。最終的に中仙道が2位、山田が3位に入った。