12R優勝戦をインから押し切りVを飾った守屋美穂（右手前）

　12日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守屋美穂（35＝岡山）がコンマ02のトップスタートから逃げ切って、22年2月27日の第6回（桐生）以来2度目のレディースオールスター制覇を決めた。 　G2優勝は4度目（通算では3月10日のとこなめヴィーナスシリーズ第22戦以来35度目、宮島では昨年1月27日のヴィーナスシリーズ第19戦以来2度目）。2着に実森美祐、3着には長嶋万記が入った。 　4大会連続でファン投票1位の守屋が雨中の一戦を制した。「プレッシャーはなかった。スタートも全速です」とコンマ02の鋭発を決め、実森の4コースカド強攻を封じた走りは、まさに完璧そのもの。後は4日目から「節イチです」と宣言し「いいカカリをしていて、安心して回れた。他の選手も気にならなかった。凄くいい相方だったと思います」と手放しで絶賛する73号機を背に、大会史上初となる2度目の戴冠へと突き進んだ。 　「雨の中でもホントにたくさんの方々が残ってくれていたので、凄くうれしかった。前回が無観客だったので、みなさんの前に出られて凄く幸せになりました。ファンのみなさまの声援があって頑張れていると実感する大会。ホントにありがたいと思っています」と笑顔がはじけた守屋の次走は21～26日の多摩川SGボートレースオールスター。「上の舞台でもしっかり結果を残せるように、投票してくださった方々の票を無駄にしないよう、しっかりいろんなものを吸収していきたいと思います」。今度は最高の舞台で最高の笑顔を見せてもらいたい。