阪神投手陣 初球の入りに警戒 強力DeNA打線!牧には150キロ超が有効 キーマンは才木
阪神は12日開幕のCSファーストSでDeNAを甲子園で迎え撃つ。今季公式戦の対戦を踏まえ阪神はいかに戦うべきか-。ここまでの阪神投手陣はDeNA打線の特定打者や初球の入りで痛い一打を許すケースが目立った。一方、阪神打者では、大山がDeNA先発陣の東&ジャクソンに高打率。決戦を前に改めて今季両チームの対戦成績などを基に、ファイナルS進出への戦いの行方を探る。(数字は今季成績。一部データは共同通信デジタル) まず今回のCSでは、安定感の阪神投手陣と強力なDeNA打線の対戦構図が浮かび上がる。今季対戦を振り返れば、阪神投手陣は特定の打者に痛い一打を許したり、初球を捉えられたりする場面が目立った。DeNA主力打者への初球の入りが何よりも大事になるかもしれない。 阪神投手陣のDeNA戦防御率は3・24で被本塁打15本。ともに対戦セ・リーグ球団ではワーストの数字となる。中でも要警戒はオースティンで阪神戦打率・292、7本塁打、18打点。さらに初球に限れば7打数5安打の打率・714、2本塁打、7打点と凄(すご)みを増している。 また、牧には今季甲子園で打率・474、1本塁打、5打点と暴れられた。打席の内訳は38打数18安打2四球。安打の打球方向は、左翼方向=9本、中堅方向=8本、内野安打=1本。そのうちの長打は5本で、全て左方向だった。 “牧封じ”のカギは第1戦先発予定の才木。牧との今季対戦は6打数1安打に抑えている。牧は直球に対して打率・339と得意としている打者。ただし、150キロ以上の球速に限れば打率・238と数字を落とす。才木のストレートがCSの流れを作るかもしれない。