死去の大山のぶ代さん、唯一無二の「ドラ声」永遠に 当時の主要キャラ5人のうち4人死去
「ぼく、ドラえもん」―。声優の大山のぶ代さんが90歳で死去したことが明らかになった。昭和54（1979）年から平成17（2005）年まで四半世紀にわたりアニメ「ドラえもん」のドラえもん役を演じた。唯一無二の「ドラ声」で、日本人の耳に永遠に残り続ける大山さん。一緒に主要キャラを演じた5人のうち、元気なのはしずかちゃん役の野村道子さん（86）のみとなった。 【写真】2004年10月、25周年を迎えたアニメ「ドラえもん」収録中の大山のぶ代さんら声のレギュラー出演者たち ドラえもんはテレビ朝日版の前の昭和48（1973）年、日本テレビでも半年間放映され、この「日テレ版」のドラえもん役は男性の富田耕生さんだった（令和2年、84歳で死去）。平成17年以降は大山さんから水田わさびさんに交代。「いつもの空き地」に集まる主要キャラ５人全員が一気に世代交代し、平均年齢が40歳以上若返るなど話題を集めた。 大山さんと一緒に主要キャラを演じた5人のうち、ジャイアン役を務めたたてかべ和也さんは平成27（2015）年に、スネ夫役の肝付兼太さんは翌28（2016）年に、それぞれ80歳で死去。のび太役の小原乃梨子さんは今年7月に88歳で他界したばかりだった。
