那須川天心、来年は世界に挑戦の年に モロニー戦は「圧倒的な戦い方をしたい」
Prime Videoは『Prime Video Boxing 11』として、2025年2月24日に東京・有明アリーナで行われる那須川天心対ジェーソン・モロニーのバンタム級世界ランカー対決、中谷潤人対ダビド・クエジャルのWBC世界バンタム級タイトルマッチ、堤聖也対比嘉大吾のWBA世界バンタム級タイトルマッチを、独占ライブ配信することを発表した。27日には都内で会見も行われた。 【集合カット】闘志燃える…!大会に向けて意気込んだ那須川天心、中谷潤人ら 前の試合で初タイトル(WBOアジア・パシフィックバンタム級王座)を獲得した天心は「前回、タイトル取ったんですけども、そこの意識は特にしてない。前回できなかったこと、まだまだ課題がたくさん見つかったので、そこの修復だったりとか。1個1個のパンチ、ステップ、そういうパーツの部分はだいぶ成長できてはいるなと思ったんですけど、それをつなげたりとか、距離の修正だったりとか、そういうところを今、徹底的に1個1個、毎日稽古している感じです」と振り返る。 モロニー印象も。「本当にキレイな選手。何でもできるバランスが取れた選手だなとも思います。今回ボクシング始めて、初めて見る人の名前がわかる選手。今までは知らないけど強いみたいな選手をだったんですけど、 今回はボクシングファンの方はもちろんボクシングにあまり興味ない方も知ってる選手。あとは日本人の選手もモロニー選手と試合してる選手が何人かいるので、その選手と比べられることにもなると思う。そことの戦いでもあるかなと思います」と力を込めた。モロニーは、今年5月に武居由樹と戦って判定負けで王座を失った。これを踏まえ、武居との対戦が期待される天心は「(武居を)超えるというのはあんまりない。でも客観的に見て比べられるとは思うし、そこのものさしでファンは測って、ワーワーキャーキャー言ってるのが楽しいと思う。そこに対しての勝負でもある。超えるというよりかは、自分の本当実力を全部出して圧倒的な戦い方をしたいなと思います。もちろんKOしたいです。チャンスがあれば狙いに行きたい」と闘志を燃やした。 2025年の初戦となる。25年をどんな年にしたいか問われると「対世界ですよね。やっとベルトが徐々に見えてきた。自分の中でもこの1戦は絶対に落とせないし、来年は世界のベルトに挑むことにもなると思いますので、しっかりと今まで以上に1番の自分の中の勝負だなと思います。見てる人も自分もワクワクしながら。こんなことは僕、キック時代はあんまりなかったんですけど、下から上がってくっていう姿をしっかり見せられるし、僕より強いって言われてる選手がたくさんいるので、そういった選手を倒すのがやっぱ格闘技だと思います。そこをしっかりとやっていきたいなと思います」ときっぱり。そして「自分の中での挑戦でもありますし、当たり前にしっかり勝ちたいと思います。2025年1発目、革命ののろしを上げます」と高らかに宣言した。 第11弾では、4団体王座を日本人選手が独占しているバンタム級のWBCとWBAのダブルタイトルマッチに加え、那須川対モロニーという“次期挑戦者決定戦”とも言うべきカードも組まれた。「バンタム級最強は誰だ?」というシンプルな問いに対して一定の答えが出るのか、さらなる注目カードが浮上してくるのか。来年2月24日の3試合に注目だ。 『Prime Video Boxing』は Amazon ブライム特典対象のライブ配信となる。 ■Prime Video Boxing 11対戦カード 【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】 王者 中谷潤人 vs ダビド・クエジャル 【WBA世界バンタム級タイトルマッチ】 王者 堤聖也 vs 比嘉大吾 【バンタム級10回戦】 王者 那須川天心 vs ジェーソンン・モロニー