【有馬記念】10番人気大激走シャフリヤール2着 C・デムーロ〝大外枠の不利〟をハネ返した要因とは
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 大外枠からの発走ということもあってか、単勝10番人気の低評価に甘んじたシャフリヤール(牡6)。戦前には藤原調教師から逃げ宣言も飛び出す中、そのレースプランには注目が集まっていた。 しかしやや出負けしたことで、通算9度目のコンビを組んだ鞍上は無理せず中団からの競馬を選択。向正面の半ばあたりから進出を開始すると、4角で一気に加速して前を射程圏内に入れた。 迎えた直線でも脚いろは衰えることなく、レガレイラと併せるように脚を伸ばす。逃げるダノンデサイルを残り約50メートルの地点でかわすと、同じ勝負服2頭での叩き合いとなった。しかし最後はハナ差、前に出られたところが無念のゴール。有馬記念史上初の16番枠Vという大金星を、あと一歩で逃す2着となった。 それでも、Cデムーロは「道中はリラックスしてリズム良く走れていました。最後はレガレイラとの叩き合いになったんですが最後の100メートルあたりでちょっと苦しくてモタれるところがありました。でも状態は本当に良かったし、自分が乗った中ではトップレベルのいい状態です」と激走を見せた愛馬をねぎらった。
東スポ競馬編集部