ソロス・ファンド、香港オフィスを閉鎖へ-アジアへの投資は継続
(ブルームバーグ): 資産家ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス、ソロス・ファンド・マネジメント(SFM)は、組織再編の一環として香港オフィスを閉鎖する計画だが、アジアへの投資は継続するとしている。
同社は7日、電子メールで送付した発表資料で、香港オフィス閉鎖後は、ニューヨークとロンドンのオフィスからアジア投資を監督すると説明。今後も引き続き香港、シンガポール、日本などのアジアの拠点で運用担当者に資金を割り当てていくと付け加えた。
同社の広報担当に電子メールでさらなる情報を求めたが、すぐには返答がなかった。
SFMの香港オフィスは2010年に開設された。香港の証券規制当局のデータを集計しているウェブサイト・ドット・コムによると、ライセンスを受けている従業員数は11年のピーク期には20人だったが、ドーン・フィッツパトリック氏が最高投資責任者(CIO)として起用された17年以降は10人未満に減っている。
ソロス氏は1970年にSFMを創設。同社のウェブサイトによると、上場株式やプライベートエクイティー(PE、未公開株)、債券、商品、外国為替、オルタナティブ資産への投資をグローバルに展開している。
原題:Soros Fund Management to Shut Hong Kong Office in Rejig (1)(抜粋)
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Bei Hu, Katherine Burton