山本由伸が6回1失点&毎回の7奪三振で6勝目!メジャー最多の101球で粘りの投球 直球主体でタイムリー許さず絶叫も
「ドジャース4-1ロッキーズ」(1日、ロサンゼルス) ドジャースの山本由伸投手が先発し、6回を1失点、毎回の7奪三振をマークし6勝目を手にした。 【写真】グラスノーが美貌の彼女とラブラブ始球式♥グラウンドで熱い抱擁 初回1死から三塁線を破られる二塁打を許した山本。マクマーンは遊ゴロに打ち取ったが、ディアスをストレートの四球で歩かせた。2死一、三塁と先制のピンチを背負った中、ブライアントに対しては絶叫しながら投球。グラウンドに響き渡るほどの声で2ストライクと追い込むと、インサイドを厳しく突いた上で、最後は低めのスプリットで空振り三振に仕留め、無失点で立ち上がった。 前回登板となった5月26日のレッズ戦では5回4失点でメジャーデビュー戦以来となる黒星を喫していた山本。名誉挽回へ、気迫の投球を見せた。 しかし二回、投球練習中に球審にスパイクの異変を訴えてベンチに下がった山本。「ひもが切れてしまって」とまさかのアクシデントが襲った。これにはロッキーズのブラック監督が不満顔で球審に何かを訴えていたが、再びマウンドへ戻りゲームは再開。だがリズムを崩したのか、先頭に二塁打を浴びると、1死三塁から犠牲フライを許して先制点を失った。 それでも味方打線が逆転に成功すると、三回は2安打で2死一、二塁のピンチを招きながらも、ブライアントを遊ゴロに仕留めた。四回はこの試合初めて三者凡退に抑え、五回は安打を許しながらもスミスが好送球で二盗を阻止するなど、チームメートがバックアップしてくれた。 六回は1死から安打を許したが、続くブライアントを三振に仕留めて毎回の7Kをマーク。次打者に三塁線を破られ2死二、三塁としたが、遊ゴロに仕留めてタイムリーを許さなかった。 メジャーで自己最多となる101球の熱投。「何とかピンチになってもホームに走者をかえさないように。粘りの投球ができた」と走者を背負いながらも両コーナーにストレート、低めにスプリットを落とす制球力が抜群でしっかりと先発の責任を果たした。この日はフォーシームの割合が54%とメジャー移籍後では最多の割合に。六回裏のベンチではスミスと綿密なコミュニケーションをかわした。 先発ローテの一員として、2試合連続で崩れなかったことは大きな要素。ロバーツ監督も「真っすぐの制球が本当に良かった。スプリットもいいところに決まっていた。6回まで投球を見れたことは非常に良かった」とたたえていた。