大阪・長居 みずみずしい梅雨の「ハナショウブ」見ごろ
大阪・長居 みずみずしい梅雨の「ハナショウブ」見ごろ THE PAGE大阪
5日の近畿地方は前日の好天が一転、梅雨らしい雨模様となった。気温の方も、未明に18.9度を観測したが午後1時台は16.8度と肌寒くなっている。大阪市東住吉区の長居植物園では、色とりどりのハナショウブが咲き誇り、来園者の目を楽しませている。
雨でみずみずしさ増すハナショウブ
「今が見ごろかな。たぶん来週末くらいまでは楽しめると思うよ」と語るのは、同園の園芸作業員。降りしきる雨の中、花々を手入れを欠かさずていねいに行っている。花には、一つひとつ名前のプレートがつけられているが、これは「作った人がつけた名前。バラみたいな感じでやってるんです」と作業員の男性は笑顔で教えてくれた。 雨にあたるハナショウブからは水滴がしたたり落ち、みずみずしさが美しさを増すように見える。そんな先ごろの花を見ようと、平日の雨にもかかわらず、同園には朝から多くの人が傘を片手に訪れており、住吉区の女性(63)は「近いからよく見に来ます。やっぱり雨の時に見るのが、季節感がありますわ。写真撮っとこ」と話し、写真撮影にチャレンジしていた。 同園は昨年度、開園以来初めて入園者数が60万人を超え、4月からは植物多様性保全事業の拠点園として登録。展示会、講演会等の普及活動や絶滅の危機にある植物の栽培、収集、展示にも力を入れていくとしている。 開園時間はアジサイなどの開花期間ということで、21日まで開園時間はは午前9時半から午後6時までとなる(通常は午後5時閉園)。詳しい問い合わせは同園(06・6696・7117)まで。