東野圭吾の最新ミステリ小説『架空犯』週間ベストセラーランキング総合1位を獲得 シリーズ前作『白鳥とコウモリ』文庫版も売れている[文庫ベストセラー]
11月06日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『透明な螺旋』が獲得した。 第2位は『儘ならない彼 美しい彼4』。第3位は『傲慢と善良』となった。 【画像を見る】東野圭吾さんからの直筆メッセージ「このネタを作品にする日は来ないだろうと思っていました」 4位以下で注目は6位と10位にランクインした『白鳥とコウモリ(上)(下)』。2021年4月に単行本で発売され、24年1月に文庫化された東野圭吾さんによるミステリ小説。竹芝桟橋近くで見つかった弁護士の刺殺体。捜査をすすめる刑事の前に「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」と自供する男があらわれた。その男は30年前に愛知県岡崎市で起こった未解決の殺人事件も自分の犯行だと語りだす。過去と現在の事件が交錯しながら刑事、被害者の家族、被疑者の家族らが煩悶する展開に。11月1日に同じ世界を舞台にした最新作『架空犯』(幻冬舎)が発売され、『白鳥とコウモリ』文庫版も売れている。トーハンの週間ベストセラーランキング(11月6日付け)では『架空犯』が本の総合部門・文芸書部門で1位を獲得している。
1位『透明な螺旋』東野圭吾[著](文藝春秋) 誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密。南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。同時に、男の行方不明者届を出していた同居人の女が行方をくらませた。捜査にあたった草薙と内海薫はその過程で、思いがけず湯川学の名前に行きつく。草薙はすぐさま湯川の元を訪れたが、彼はそこ、横須賀のマンションで意外な生活を送っていた――。巻末に短篇「重命る(かさなる)」を特別収録。(文藝春秋ウェブサイトより)
2位『儘ならない彼 美しい彼4』凪良ゆう[著](徳間書店) 現役大学生で何の実績もない新人が、個展を開催!?破格の条件をお膳立てされ、プレッシャーに押し潰されそうになっていた平良(ひら)。そんな恋人を心配する清居(きよい)は、自分を神と崇める平良に、助言もできず葛藤する毎日だ。悩んだ末に平良が会場に選んだのは、なんと廃墟? 異例づくしの初個展が、ついに開催日を迎え!?新進写真家と演技派俳優──目指す場所へ駆け出した二人の試練と成長の軌跡!!