ポップアップルーフで4人就寝を実現! ミニマムな室内空間を最大限に活用した軽キャンの魅力あふれる中身とは
リフトアップしたスタイリングにポップアップルーフを搭載しながら、アーミーな雰囲気を醸し出すのが、4ナンバーのエブリイバンをベースに架装された「Smilefactry BASE off time」(以下、ベース・オブ・タイム)。一見、昨今人気の車高をアゲたカスタム車両のように見えますが、この見た目はもちろん最大の見どころは軽自動車ベースでありながら、4人就寝を可能にしていること。 【写真】ポップアップルーフを載せた「BASE off time」の中身を見る(全17枚)
ミニマムな空間を最大限に活用するアイデアが満載
このベース・オブ・タイムの魅力は、3パターンの多彩なシートアレンジを実現したこと。そのひとつが中央にテーブルを置きながら前後にベッドマットを使ったシートアレンジで、4人がゆったり寛げる空間が広がります。また下段のフルフラットベッド(幅1200mm×長さ1800mm)に加え、上段にもロフトベッド(幅1200mm×長さ900mm)を追加することで、下段を2名の就寝スペースとし、上段を収納として活用することで限りあるスペースを効率よく使うことができます。 また、上段のベッドは室内の後ろ側、もしくは前側にそれぞれ設置できるので、使い勝手に合わせてテーブルを置けば好みのリビングアレンジが可能。エブリイバンの助手席シートは前倒しにできるので、このスペースも活用すれば最大2640mmの空間が生まれ、長尺モノの積載も可能です。
室内空間を広くとる工夫はほかにも!
キャンピングカーには、シンクや給水・排水タンクなどを収めるキャビネットがありますが、ベース・オブ・タイムには電装系のスイッチパネルなどが埋め込まれた薄型のキャビネットが左右にあるだけ。 ただし、各リヤクォーターウィンドウにはサイドポケットが用意され、スマホやちょっとした小物の収納に便利。つまり収納を確保することで居住空間をスポイルするなら荷物の置き場はロフトベッドの上でOKという考え方です。
サブバッテリーや走行充電システムも万全
もちろん4ナンバーの車中泊仕様ですが、断熱処理はもちろん、電装設備は外部100V充電や1500Wインバーター、走行充電やサブバッテリーが備わり、EcoFlow製のポータブルクーラーなどを必要に応じてオプション装備を追加できます。また、10cmのリフトアップ(車高調サス3cm、タイヤ外径7cm)によってアウトドアシーンにマッチするスタイリングも手に入れています。 スマイルファクトリーでは、キャンピングカーの快適性はもちろん走行時の安全性も考慮しており、自社でサスペンションを開発。横風の影響を受けての不安定な走行性や段差乗り越え時の車体の上下動、クルマの揺れやコーナーリング中のふらつきといったネガティブな要素を解消するために、キャンピングカー専用のエアサスペンション「CAMSUS」やテイン製の純正形状のショックアブソーバーを要望に応じてお客様に提案。 今回取材したデモカーには、テイン製の車高調サスペンションが装着されていましたが、足回りの改善も相談できるのもスマイルファクトリーの強みと言えます。
ソトラバ編集部