木戸大聖“陽太”、畑芽育“八海”への「赤ちゃんじゃねぇし」がかわい過ぎた最終回<9ボーダー>
川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の最終回となる第10話が6月21日に放送された。注目されていた七苗(川口)ら三姉妹の恋の行方。前回、三女の八海(畑芽育)を気に掛ける様子を見せていた陽太(木戸大聖)も変化が訪れた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】最終回で30歳の誕生日を迎えた七苗(川口春奈) ■“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く 同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描いたヒューマンラブストーリー。 主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・成澤六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・大庭八海(はつみ)を畑芽育が演じた。 また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウに松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔に井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太に木戸大聖が扮(ふん)した。 ■八海の“男友達”に陽太がモヤモヤ 第5話で八海から告白された陽太。陽太はずっと七苗のことが好きだったのだが、思いがけない告白があれば気になるというもの。最終話では、八海が海外赴任中の立花(兵頭功海)の名前を時おり口にすることにモヤモヤ。思い切って「君たちは今、どういう関係なの?」と問い掛けた。 「ただの友達だけど」と答えた八海に、「男女の友情なんてめったに成立しないけどな」と陽太。「じゃあ、私たちは?友情じゃないの?」と言われて、「八海は友情つうか…」とすぐに答えられないでいると、「七苗姉(ねぇ)の妹」と返され、それにも「いやいや、違くて」と戸惑っているうちに別の話題を振られてしまった。 予告映像から話題になっていた「男女の友情」のせりふ。前回、七苗に気持ちが知られたとき「(今では七苗は)くされ縁寄りの親友」と言っていた陽太。彼にとって「めったに成立しない」男女の友情は、八海に対しても当てはまるのか、視聴者の関心はさらに高まっていった。 ■陽太と八海のキュートなやり取りに胸キュン そんななか、リニューアルしたおおば湯の飲食部門の集客を伸ばすためにスイーツを試作した八海。飲み物の納品に来た陽太に差し出すと、喜んで一口食べた陽太は生クリームが鼻の頭についてしまう。それを八海がふいてやり「赤ちゃんかよ」とツッコんで立ち去ると、陽太は「赤ちゃんじゃねぇし」と照れたようにつぶやいた。 このやり取りは、第1話終盤でソフトクリームを鼻につけてしまった八海に、陽太が自分の手ぬぐいでふいてあげたシーンの逆バージョン。SNSは「形勢逆転じゃん」「回収した」「このやり取り最高すぎて萌えた」「ニヤけた」「控えめに言って最高です」と大盛り上がり。 さらにその後、2人の関係が進展するかのような描写が。 コウタロウと音信不通になってショックを受けている七苗のことを、陽太に「お願いね」と八海。すると、陽太は「俺と七苗はめったに成立しない男女の友情、証明してっから」と説明。 そしてひと呼吸おいてから、バルの店主・あつ子(YOU)が語った幸せの定義「私は私のままでいい、そう思えること」にちなんだと思われる、「俺は俺のままでいい。八海はいつもそう思わせてくれる」と言い、「八海に似てっから」とヒツジのぬいぐるみをプレゼントした。 「こんなのもらったら、勘違いするよ」と八海が言うと、「…別にいいし」と陽太。驚いた八海が「もう1回言って!」とお願いすると「嫌だ」とごまかす、ほほ笑ましいやり取りが展開した。 これには「いい感じになってよかった」「八海よかったね」「かわいいカップル成立」と視聴者から喜びの声が上がり、「陽太と八海のその後が見たい」「スピンオフください」との希望も寄せられる反響となった。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部