海外メディアは全仏での大坂なおみvsウィリアムズの準々決勝対戦可能性に注目!
テニス専門サイトの「テニスナウ」は、「女子シングルスのドローから窺える重要な5つのポイント」という記事で大会の見どころを指摘、同メディアも「大坂とウィリアムズがもう一度激突するかも」と全米の決勝の再現となる大坂対ウィリアムズの対戦に注目した。 「世界1位(の大坂)と怪我さえなければ世界で最も危険な選手(のウィリアムズ)が、4分割された対戦表の同じブロックに入った」とドロー結果を伝え、「全豪オープン覇者の大坂は世界1位を保持してプレーを続けており、セリーナが2015年に成し遂げて以来のグランドスラム3連勝を目指す。一方、37歳のウィリアムズはマーガレットコートの歴代記録に並ぶべく24度目のグランドスラムタイトルを目指す」と両選手の立場を紹介した。 その上で「どちらにとっても準々決勝まで勝ち上がることは容易ではない」とし、BBCと同様に、大坂が初戦のアンナ・カロリナ・シュミエドロバ戦を突破すると2度のグランドスラム大会優勝歴を持つビクトリア・アザレンカと、2017年全仏オープン覇者のエレナ・オスタペンコの勝者が待ち受けている2回戦に注目した。 また第10シードのウィリアムズについては「左ひざの故障を抱えていて、今シーズンはクレーコートで1試合しか戦っていない」と問題点を指摘。「それでもウィリアムズは、最近5度プレーしたローランギャロスで3度決勝に進出しており、最近出場した3度のメジャー大会でも2度決勝に進出している。マイアミオープン覇者のアシュリー・バーティ(オーストラリア)、インディアンウェルズ覇者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、2018年ローランギャロスで準決勝に進出したマディソン・キーズ(米国)、第29シードのマリア・サッカリ(ギリシャ)が、準々決勝までの強敵になるだろう」と展望を記した。 また「誰がランキング1位争いに勝つのだろうか」と、現在、大坂がキープしている世界1位の座が大会後にどう変動する可能性があるのか、についても注目。 「大坂は、パリで世界1位としてプレーするという彼女の目標を達成した。爆発的な力を持つ日本選手(の大坂)は1位の座を維持するため、2位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)、4位のキキ・バーテンス(オランダ)、5位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)、6位のペトラ・クビトバ(チェコ)の4人の攻勢を受け流す考えでいる。ランキングの2000ポイントを守らなければならないシモナ・ハレプは、この2週間後にトップに立つことはできない」 また大坂について「彼女は全仏で3回戦をまだ突破したことはないが、この春は腹部を痛めた問題や右手の故障にもかかわらずクレーコートでの技術向上を見せてきた」と評価。「大坂の任務は簡単だ。決勝に進出すれば世界1位を保持できる」と、大坂が世界1位をキープする可能性について言及した。